みすず書房

一般言語学【新装版】

ESSAIS DE LINGUISTIQUE GENERALE

判型 A5判
頁数 328頁
定価 7,040円 (本体:6,400円)
ISBN 978-4-622-08820-2
Cコード C3010
発行日 2019年5月16日
オンラインで購入
一般言語学【新装版】

〈「社会を全体として伝達理論に関連して解釈する」という前途洋々たる企てを開始したのは、レヴィ=ストロースであった。……それゆえに言語学と、経済学と、最期に親族および婚姻の研究とは、「戦略的に異なるレベルにおいて同一種の問題に接近し、事実同一の領域に属する。」……レヴィ=ストロースは、言語は上記の三レベルのすべてに介入すると、正しく強調している。〉
構造言語学そして現代思想の形成に寄与した、言語学者による論文集。レヴィ=ストロースに影響を与えた著者ならではの「人類学者・言語学者会議の成果」にはじまり、失語症の問題、音韻論、文法、そして通信理論や翻訳や詩学と言語学との関連など、広範にわたる主題の全12編。

[初版1973年3月15日発行]

目次

まえがき
第一部 一般問題
I 人類学者・言語学者会議の成果
II 言語の二つの面と失語症の二つのタイプ
III 類型学とその比較言語学への貢献
IV 翻訳の言語学的側面について
V 言語学と通信理論

第二部 音韻論
VI 音韻論と音声学
VII 張りと弛み

第三部 文法
VIII 言語の音素的相と文法的相との相互関係
IX 転換子と動詞範疇とロシア語動詞
X 文法的意味についてのボーアズの見解

第四部 詩学
XI 言語学と詩学

第五部 言語学と隣接諸科学
XII 言語学と隣接諸科学

事項索引
原語索引
人名索引