74歳の日記
AFTER THE STROKE

| 判型 | 四六判 | 
|---|---|
| 頁数 | 336頁 | 
| 定価 | 3,520円 (本体:3,200円) | 
| ISBN | 978-4-622-08852-3 | 
| Cコード | C0098 | 
| 発行日 | 2019年10月16日 | 
| 備考 | 在庫僅少 | 

AFTER THE STROKE

| 判型 | 四六判 | 
|---|---|
| 頁数 | 336頁 | 
| 定価 | 3,520円 (本体:3,200円) | 
| ISBN | 978-4-622-08852-3 | 
| Cコード | C0098 | 
| 発行日 | 2019年10月16日 | 
| 備考 | 在庫僅少 | 

73歳の冬、サートンは夜中に突然軽い脳梗塞を起こした。さらに、当時つづいていた体調不良に重ねて、愛猫ブランブルの死があり、クリスマスツリーが燃えるハプニングもあり、詩はいっこうに湧いてこない。
そんななかで春を迎えた1986年4月、彼女は「とにかく率直な日記をつけよう」と決める。こうして読者は、サートンがついに元気になるまでの道程を伴走することになる。
日記の終盤にかけて、朗読旅行にも出かけられるようになったサートンの「独り居」は、豊かさと生気をとり戻していく——毎日臨む海、多忙な庭仕事、貪欲な読書、新顔の雄猫ピエロ、気にかけてくれる友人たち、読者からの手紙、そしてふたたび湧きはじめた詩。
サートンの筆致はどんな状態にあっても湿っぽくない。ここにいるのは、どこまでも人生の探検者でありつづける詩人だ。