みすず書房

アタッチメントと心理療法

こころに安心基地を作るための理論と実践

EXPLORING IN SECURITY

Towards an Attachment-Informed Psychoanalytic Psychotherapy

判型 A5判 タテ210mm×ヨコ148mm
頁数 344頁
定価 5,280円 (本体:4,800円)
ISBN 978-4-622-09027-4
Cコード C1011
発行日 2021年8月16日
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アタッチメントと心理療法

〈不安定さと探索は相容れない。安全感が優勢にならないと、ケアを求める人――すなわち患者やクライエント――は自分自身、自らの人生状況、自身の気持ちの探索を始めることができないのだ〉
ジョン・ボウルビィらがアタッチメント理論を創始してから、四半世紀以上の時がすぎた。その間に、心理療法には優れた臨床家たちによって多様な視点が生まれ、それぞれの技法が個別に深まりを見せ、心理療法内部に分裂がもたらされてきた。
このような時代の流れを自身も臨床家として見つづけてきた著者は、本書で「心理療法の共通言語」に挑む。厖大なアタッチメント研究を渉猟し、多種多様な面接技法においてこころの「安心基地」の提供を追究していく筆致は、あらゆる心理臨床家に良い治療関係を築くヒントを与えてくれるだろう。
英国で長年にわたり統合的な心理療法を探究してきた臨床家による、アタッチメント理論と精神分析的心理療法の架け橋となる重要書。

目次

序文
謝辞

第一部 理論
第1章 想定すること
第2章 メンタライズすること
第3章 くっつくこと
第4章 意味すること
第5章 変わること
第6章 エンパワーすること
第7章 修復すること
第8章 詩を詠うこと

第二部 実践
第9章 セックスを愛すること
第10章 ボーダーラインすること
第11章 自殺と自傷すること
第12章 夢見ること
第13章 終わること
第14章 エピローグ

解題(筒井亮太)
訳者あとがき
文献
索引