みすず書房

香港、台湾、沖縄、そして「日本」――新たな世界を夢想するオンライン対話

呉叡人/松島泰勝/深尾葉子 4月3日(土)16:00-18:00

2021年3月15日

『台湾、あるいは孤立無援の島の思想』著者・呉叡人氏とのオンライン対話のイベント「香港、台湾、沖縄、そして「日本」」が、つぎのように開催されます。
https://www.facebook.com/whkatkyoto/photos/gm.135689598462564/273838060785423/?type=3&theater


香港で、台湾で、沖縄で「民主」や「自決」を求める声が高まっています。ですが、香港の人びとの声は強権的な手法により沈黙させられ、台湾の人びとは中国の軍事力に脅かされ、沖縄の人びとの生活は米軍と日本政府の暴力により蹂躙されています。
中国 vs 米国という覇権国家同士の対立を前提として「どちら側につくか」と問いを立てるのではなく、帝国のはざまで翻弄されてきた人びとが「弱小民族同士の共食いの悲劇」(呉叡人さんの表現)を避けて相互につながることは可能なのか。その細い小径は、日本「本土」と呼ばれる島々に生きる人びとにどのような課題をつきつけているのか。黒潮の流れに沿って小径をたどりながら、新たな世界のイメージを夢想する機会としたいと思います。

日時:4月3日(土)16:00-18:00(日本時間)
開催方式:オンライン(ZoomあるいはGoogle Meetを使用予定)
使用言語:日本語

ゲスト:
呉叡人 中央研究院台湾史研究所副研究員。著書に『台湾、あるいは孤立無援の島の思想――民主主義とナショナリズムのディレンマを越えて』(みすず書房、2021年、駒込武訳)等。
松島泰勝 龍谷大学教授。著書に『琉球独立論』(バジリコ、2014年)、『帝国の島――琉球・尖閣に対する植民地主義と闘う』(明石書店、2020年)、編著に『京大よ、還せ:琉球人遺骨は訴える』(耕文社、2020年)等。
深尾葉子 大阪大学教授。著書に『魂の脱植民地化とは何か』(青灯社、2012年)、編著に『香港バリケード―若者はなぜ立ち上がったのか』(明石書店、2015年)等。

コーディネーター:
駒込武 京都大学教授。著書に『世界史のなかの台湾植民地支配――台南長老教中学校からの視座』(岩波書店、2015年)等。

視聴申込方法:
下記のいずれかの方法でお申し込みください。前日までにURLをお送りします。
①前々日までにhongkong_kyoto[at]googlegroups.comまで「視聴希望」というタイトルでメールを送る([at]部分を@におきかえてご利用ください)。
②Facebookのページ(https://www.facebook.com/events/135412698490254/)で「参加予定」としてください。

主催:京都で香港と共に
E-mail: hongkong_kyoto[at]googlegroups.com([at]部分を@におきかえてご利用ください)
https://www.facebook.com/whkatkyoto/