みすず書房

『クレーとマルク 動物たちの場所』刊行記念 新藤真知×高橋文子 トークイベント

青山ブックセンター本店 5月20日(火)19:00-20:30

2025年4月11日

『クレーとマルク 動物たちの場所』の刊行を記念して、編者のおふたり新藤真知・高橋文子のトークイベントが2025年5月20日(火)19:00-20:30、東京・表参道の青山ブックセンター本店で開催されます。

日本では未だあまり知られていないが、ドイツの国民的画家フランツ・マルクとパウル・クレーは、ミュンヒェンの芸術家グループ〈青騎士〉の活動を通して知り合うやいなや、互いに惹かれ、影響を与え合う存在であった。マルクはクレーの絵をいちはやく評価し、クレーはマルクの絵と理論に多大な影響を受けていた。第一次大戦下ヴェルダン近郊でマルクが斃れるまで、ふたりは家族ぐるみで交流し、手紙や葉書で制作状況や近況を伝えて励まし合った。

『クレーとマルク 動物たちの場所』のテーマである、このドイツ近代絵画史にのこる二人の画家の友情について、本の中では書き尽くせなかったエピソードやこぼれ話をまじえて、編者のふたりが熱く語り合う。

料金1100円(税込)。定員100名、要予約。会場は同店大教室。開場18:30。
イベント参加者、書籍ご購入者に、クレーのポストカードをプレゼント。
詳細・お申し込み・お問い合わせは、青山ブックセンターへ。
青山ブックセンター 新藤真知×高橋文子 トークイベント https://aoyamabc.jp/products/2025-5-20

新藤真知

(しんどう・まこと)

1950年東京生まれ。美術展プロデューサー。日本初のM.C. エッシャー展、エゴン・シーレ展、グスタフ・クリムト展などを手掛ける。1997年日本パウル・クレー協会を設立。主な著書に『芸術の非精神的なことについて』(勁草書房、1995)、『パウル・クレー 子供の領分』(E.H.E.S.C.、1997)、『クレーの旅』(平凡社、2007)、『クレーの食卓』(講談社、2009)、『もっと知りたいパウル・クレー』(東京美術、2011)など。

高橋文子

(たかはし・ふみこ)

翻訳家。ドイツ語講師。横浜生まれ。上智大学でドイツ文学を専攻。訳書に『クレーの詩』(平凡社、2004)、マルク『戦場からの手紙』(crystal cage叢書、全3巻、2013-2014)、『クレーの日記』(みすず書房、2018)、『カフカ素描集』(みすず書房、2023)など。