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2014.09.16トピックス

書店フェアも開催 [名著案内]知と遊 ボードゲームを読む

若島正・選

『ボビー・フィッシャーを探して』の翻訳者であり、海外のミステリーやSFに造詣の深い英米文学者にして詰将棋・チェスプロブレム作家でもある若島正さんに、チェス・将棋・その他のボードゲームが絡む小説やノンフィクションのお勧め本を紹介していただきました。一冊一冊にコメントいただいています(色つきの囲み内)。
『ボビー・フィッシャーを探して』を読んで「こういうものがもっと読みたい!」という人のための読書案内です。

S・S・ヴァン・ダイン 日暮雅通 訳
『僧正殺人事件』

チェスの有名なエンドゲームを素材にした古典的探偵小説。

エラリイ・クイーン 青田勝 訳
『盤面の敵』

シオドア・スタージョンが代作したことでも有名。

トム・スタンデージ 服部桂 訳
『謎のチェス指し人形「ターク」』

ナポレオンとも指したと言われる偽自動機械の数奇な運命。

マレイ・チャンドラー 浜田寛 訳
『どうしたらチェスできみのパパに勝てるか』

必ずしも初心者用入門書ではないが、こんな楽しい絵本がふえてほしい。

シュテファン・ツヴァイク 辻瑆ほか訳 池内紀 解説
『チェスの話』
ツヴァイク短篇選

チェス小説の古典中の古典としてぜひ。

フランク・ブレイディー 佐藤耕士 訳
『完全なるチェス』
天才ボビー・フィッシャーの生涯

謎めいた最晩年にまで至る、フィッシャーの伝記の決定版。

ウラジーミル・ナボコフ 若島正 訳
『ディフェンス』

世界が巨大なチェス盤で、人間たちがチェスの駒に見えてくる、チェス小説の最高峰。

ジーン・ウルフ/フリッツ・ライバー他 若島正 編
『モーフィー時計の午前零時』

さまざまなジャンルから選んだ、よりどりみどりのチェス小説アンソロジー。

小川洋子
『猫を抱いて象と泳ぐ』

チェスを指す偽自動機械の中に入っていた少年を描く、心やさしきファンタジー。

北村薫
『盤上の敵』

チェスに見立てた物語の展開が楽しめる。

角田喜久雄
『風雲将棋谷』

時代小説の古典から。同じ作者による『妖棋伝』もおすすめ。

松本博文
『ルポ電王戦』
人間vs. コンピュータの真実

将棋で名人に勝つプログラムを開発し、我が子のように育てあげようとする、プログラマーたちの群像。

保坂和志
『羽生』
21世紀の将棋

羽生将棋を思考の対象に据えた、哲学書と言ってもいい評論。

団鬼六
『真剣師 小池重明』

賭け将棋に生きた小池重明の壮絶な生きざま。

川端康成
『名人』

川端自身の観戦体験をもとにして書かれた、古典的な囲碁小説。

宮内悠介
『盤上の夜』

ボードゲームの未来が小説の未来と出会う作品集。

シャン・サ 平岡敦 訳
『碁を打つ女』

満州を舞台にして、日中の出会いが囲碁の対局になぞらえて描かれる。

トレヴェニアン 菊池光 訳
『シブミ』[上・下]

派手な超人冒険小説ながら、作者の囲碁に関する知識にも驚かされる。

阿佐田哲也
『麻雀放浪記』(一)―(四)

日本が誇るピカレスク小説の最高傑作。

ほったゆみ 原作 小畑健 漫画 吉原由香里 監修
『ヒカルの碁』[全12巻]

世界のあちこちで囲碁ブーム、日本文化ブームを巻き起こしたシリーズ。

(以下は品切または絶版)

マイケル・シェイボン 黒原敏行 訳
『ユダヤ警官同盟』[上・下]

ナボコフが作ったチェス・プロブレムを道具立てにしたSFミステリー。

マイク・フォックス/リチャード・ジェイムズ 若島正 訳
『完全チェス読本』

チェスにまつわる逸話集としては最高のおもしろさ。

  • 毎日コミュニケーションズ
サミュエル・ベケット 三輪秀彦 訳
『マーフィー』

ベケットにしか書けない、狂ったチェスの棋譜と、その狂った解説!

  • ハヤカワNV文庫
トーマス・グラヴィニチ 西川賢一 訳
『ドローへの愛』

世界チャンピオン戦で惜しくも破れたチェスプレーヤーをモデルにした、静かな小説。

パトリック・セリー 高橋啓 訳
『名人と蠍』

人間チェスと通信チェスを利用したホロコースト小説。

  • 飛鳥新社
レイモンド・スマリヤン 野崎昭弘 訳
『シャーロック・ホームズのチェスミステリー』

レトロと呼ばれるチェス・プロブレムの問題を、ホームズ物の体裁に仕立てた小さな名著。

  • 毎日コミュニケーションズ
竹本健治
『将棋殺人事件』

詰将棋を題材にしたミステリー。作者の自作詰将棋まで載っていることに驚く。

松浦寿輝
『もののたはむれ』

名作短篇「千日手」を収録。中国象棋を題材にした「シャンチーの宵」が入っている作品集『幽』もぜひ。

山口瞳
『血涙十番勝負』[正・続]

山口瞳がプロ棋士たちに駒落ちで挑んだ自戦記。痛快無類のおもしろさ。

  • 講談社文庫
若島正
『盤上のパラダイス』

詰将棋マニアのおかしなおかしな世界を描くノンフィクション。

  • 三一書房

チェスの神童ジョッシュとその父親が、伝説的棋士フィッシャーへの憧憬を胸に歩んだ全米ジュニア・チャンピオンへの道のり。ハリウッドで映画化もされた珠玉作、フレッド・ウェイツキン『ボビー・フィッシャーを探して』は、待望の若島正訳で2014年9月1日刊行となりました。


[終了しました]書店店頭フェア 開催のお知らせ

若島正・選「知と遊 ボードゲームを読む」

  • このページに挙がっているお勧め本を、書店店頭でも展示販売します。ぜひお近くの書店店頭で手に取ってごらんください。
[開催書店一覧]
  • (随時更新してゆきます。開催期間など詳しくは各店へお問い合わせください)
  • 紀伊國屋書店 札幌本店
  • ジュンク堂書店 盛岡店
  • くまざわ書店 錦糸町店
  • タロー書房
  • 青山ブックセンター 六本木店
  • 東京大学生協 駒場書籍部
  • ブックファースト 渋谷文化村通り店
  • ジュンク堂書店 吉祥寺店
  • カルチャーエージェント文教堂 青山一丁目店

[終了しました]刊行記念イベント開催

「盤上の冒険者たち 将棋と詰将棋のマスターが語るチェスの世界」

  • 9月14日(日)14:00から三省堂書店神保町本店で開かれる刊行記念イベント「盤上の冒険者たち――将棋と詰将棋のマスターが語るチェスの世界」は、満員のため予約受付を終了いたしました。
  • 若島正/羽生善治名人の対談、つづいて羽生善治名人/小島慎也のチェス対局(若島正/ジャック・ピノー解説)。
  • イベント当日の模様は、今後さまざまのかたちでお伝えしてまいります。


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