
2020.04.21
ピケティ「最悪の事態を避けるには」(全文翻訳)
トマ・ピケティ『ル・モンド』ブログ 2020年4月14日
(図はクリックすると拡大します) この新型コロナウイルス危機は、自由な金融グローバル市場の終わりを加速させ、より公平で持続的な、新たなる成長モデルを生み出すのだ…
2020.04.21
トマ・ピケティ『ル・モンド』ブログ 2020年4月14日
(図はクリックすると拡大します) この新型コロナウイルス危機は、自由な金融グローバル市場の終わりを加速させ、より公平で持続的な、新たなる成長モデルを生み出すのだ…
2020.04.09
在宅読書のためのブックリスト
世界中で、人が集まる所を避け、なるべく自宅にいるようにという呼びかけが広がっている今、この状況をより深く理解するために役立つ本、自分の心と向き合う秘訣を伝える本…
2020.02.27
ウルリケ・ヘルマン『スミス・マルクス・ケインズ――よみがえる危機の処方箋』 鈴木直訳
スミス、マルクス、ケインズ。18世紀、19世紀、20世紀を代表する経済学史上のビッグ・スリーは、彼らが生きたそれぞれの時代において資本主義の本質をつかみ、経済学…
2020.02.26
R・フリゾン=ロッシュ『結ばれたロープ』 石川美子訳
ためしにアマゾンで「本」のジャンルの検索窓に「フリゾン=ロッシュ」と入れてみれば、この『結ばれたロープ』が最初に、すぐ後に『ザイルのトップ』が出てくるでしょう。…
2020.02.12
[17日刊]
ジャン・プルーヴェとの出会いに導かれて 早間玲子 本書のII部の元である『ジャン・プルーヴェ──工業生産から生まれる建築のすがた』が1971年に発刊されると、ジ…
2020.02.12
松岡弘之『ハンセン病療養所と自治の歴史』
本書は、「入所者の自治会活動」という集団的な実践を考察する。 …彼らは突然の思いがけない発病さえなければ、おそらく療養所と接点を持つこともなく、平穏な生活を送っ…
2020.01.27
濱田武士・佐々木貴文『漁業と国境』
国境水域には各国の覇権争いが表出する。日本漁業は弱体化し、近海は外国漁船に取り囲まれている。漁民に残されたアプローチとは。 「終章 領土問題が固定化するなかで」…
2020.01.24
ケイト・フォックス『さらに不思議なイングリッシュネス――英国人のふるまいのルール 2』北條文緒・香川由紀子訳
「この10年に起こったいろいろなこと――テロや経済危機、ロンドン・オリンピック、SNS……でも、イギリス人はイギリス人のまま」 大ベストセラーとなった『イングリ…
2019.12.20
岡田温司『映画と黙示録』
おわりに 岡田温司 地球が悲鳴を上げている。温暖化が原因で巨大化し進路も変えた幾つもの台風が各地で猛威を振るい、甚大な被害をもたらした今年ほど、そのことが身にし…
2019.12.20
三宅理一『安藤忠雄 建築を生きる』[24日刊]
世界のアンドーの全体像に迫る建築史家渾身の書き下ろし。 「あとがき」のほぼ全文を以下でお読みになれます。 三宅理一 近年の安藤忠雄がおりにふれて語るのは、世界を…
2019.12.10
ヘンリー・ジェイ・プリスビロー『意識と感覚のない世界――実のところ、麻酔科医は何をしているのか』小田嶋由美子訳 勝間田敬弘監修[16日刊]
(当ウェブサイトのために書評をおよせいただきました) 澤畑 塁 (HONZ レビュアー) 自身が治療を行うことはめったにない。手術の数分前に患者と引き合わされ、…
2019.11.26
マルコ・ピエール・ホワイト『キッチンの悪魔』千葉敏生訳
本書は風変わりなシェフの成りあがりの物語なのだが、成りあがり達成後、映画におけるハッピーエンディングの後までも描かれている。 イギリスのリーズという地方都市の労…
2019.11.13
ヤシャ・モンク『自己責任の時代』 那須耕介・栗村亜寿香訳 [18日刊]
貧困問題に取り組んでこられた湯浅誠さんと駒崎弘樹さんが、対談でこんなことを言っていた。「子どもの貧困」は自己責任論を最初から乗り越えている。大人の貧困は本人のせ…
2019.11.12
小倉康寛『ボードレールの自己演出――『悪の花』における女と彫刻と自意識』
青年は愛する女を彫刻化することによって詩人になった――「近代人の成長の物語」を演出した詩人像を析出する画期的な新研究。 序論(抜粋) 小倉康寛 文学者が自伝的な…
2019.11.12
ダン・ストーン『野蛮のハーモニー――ホロコースト史学論集』上村忠男編訳
いまからさかのぼること四半世紀前、広い意味での「ポスト・モダニズム」が突きつけた挑戦、すなわち、歴史について考えたり書いたりするさいのアルキメデスの点であると多…
2019.11.11
『続・世界文学論集』田尻芳樹訳
『思想』(岩波書店)2019年11月号の特集は「危機の文学」、この特集を提起したひとり沼野充義氏の論文のタイトルは「世界(文学)とは何か?」である。今世紀になっ…
2019.11.05
池内了『科学者は、なぜ軍事研究に手を染めてはいけないか』
第73回毎日出版文化賞〈特別賞〉受賞 毎日新聞「第73回毎日出版文化賞決まる」 https://mainichi.jp/articles/20191103/dd…
2019.10.29
千葉文夫『ミシェル・レリスの肖像――マッソン、ジャコメッティ、ピカソ、ベイコン、そしてデュシャンさえも』
ミシェル・レリスとは何者だったのか。この問いに答えようとする努力が、まもなく没後30年を迎えようという今も世界のさまざまな場所で続けられている。 日本でレリス紹…
2019.10.23
カロリン・エムケ『なぜならそれは言葉にできるから』浅井晶子訳
暴力をうけた人は、それを話すことができるだろうか。周囲の人はそれを聞けるだろうか。なぜ暴力は人を黙らせ、それは何を意味するのだろうか。 カロリン・エムケは、戦争…
2019.10.23
崔岱遠『中国くいしんぼう辞典』 李楊樺画 川浩二訳
土地によって気候も文化もさまざまな中国で、多くのくいしんぼうたちの胃袋をつかんだ食エッセイ『中国くいしんぼう辞典』。 訳者の川浩二さんによる本書の紹介を以下に掲…