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大人の本棚

エリア随筆抄<品切>


F・ベイコン以来の長い伝統を誇るイギリス・エッセイ文学の完成者として知られるチャールズ・ラム。その作品は『エリア随筆集』正・続2作に輝き、わが国の英文学者にも最も愛されてきた。

「一種の象眼細工のような趣」(戸川秋骨)、「極めて精緻な用意を以て成る……技巧の神」(平田禿木)、「天下無類の書物」(林達夫)、「至芸の文体」(平井正穂)――これらの賛辞に埋め尽くされた作品は、逆に読者を寄せ付けなくしているのではないだろうか。

〈自身が事務机となり、机が私の魂の中に食いこん〉だ、30余年にわたるサラリーマン生活の余暇に書きためられたエッセイ、それが『エリア』でもある。
〈花の都ロンドンで、私はサラリーマン〉を一途に勤めあげた、ラムの日々のつぶやきの結晶が、この作品でもあるのだ。


目次


南海商会
除夜
ヴァレンタイン・デイ
私の近親
はじめての芝居見物
現代の女性尊重
食前感謝の祈り
幻の子供たち――夢物語
煙突掃除人の讃
豚のロースト談義
H――シャーのブレイクスムア
書物と読書についての断想
懐かしのマーゲイト通いの船
年金生活者
婚礼
古陶器

あとがき
訳注
略譜
ラムとのつきあい  庄野潤三


著訳者略歴

チャールズ・ラム
Charles Lamb

1775年ロンドンに生まれる。エッセイスト。筆名エリアElia。1782-89年クライスト学院に在学。1789年から1825年まで、南海商社のちに東インド会社に勤務。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
山内義雄
やまうち・よしお

1905年愛知県生まれ。東京大学文学部英文科卒業。明治大学教授。訳書 ベネット『文学趣味』、ハーディ『テス』、ホワイト『セルボーンの博物誌』、ラム『ユリシーズの冒険』ほか。1968年歿。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
庄野潤三
しょうの・じゅんぞう

1921年大阪府生まれ。九州大学東洋史学科卒業。1955年『プールサイド小景』により芥川賞受賞。1961年『静物』により新潮社文学賞受賞。1965年『夕べの雲』により読売文学賞受賞。日本芸術院会員。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「エリア随筆抄」の画像:

エリア随筆抄

「エリア随筆抄」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/240頁
定価 2,640円(本体2,400円)
ISBN 4-622-04826-4 C1398
2002年3月15日発行
<ただいま品切です>