「みすず書房」ページ内リンク

  1. 「メインメニュー」へ移動
  2. 「みすず書房の本の検索メニュー」へ移動
  3. 「本文」へ移動
  4. 「サイト利用ガイド」へ移動



イリヤ・カバコフ自伝

60年代―70年代、非公式の芸術

60th-70th NOTES ABOUT UNOFFICIAL LIFE IN MOSCOW


著者は1933年ウクライナ共和国ドニェプロペトロフスク生まれ。57年モスクワ芸術大学を卒業し、65年ソヴィエト芸術家同盟に加盟、68年モスクワでの最初の展覧会をエリック・ブラートフとカフェ「青い鳥」で開いた。72年自分のアトリエの場所の名を冠したグループ「スレチェンスキー・ブリヴァール」を結成、ここを中心にモスクワ・コンセプチュアル・グループが形成された。85年ベルンのクンスト・ハレでの個展で大いに注目を集め、以後ベルリン、パリ、ニューヨークへと拠点を移しながら、世界各地を舞台に活躍している。
カバコフの作品は、「トータル・インスタレーション」(友人である批評家ボリス・グロイスの命名による)と呼ばれるもので、いずれも大がかりなプロジェクトを要する作品である。
日本へは91年以降たびたび来日しており、水戸芸術館、佐谷画廊、森美術館、神奈川県立近代美術館(葉山)ほかでの個展、名古屋白川公園の彫刻プロジェクト、越後妻有アートトリエンナーレの『棚田』などで注目されている。
本書は、これまでまったく知られることのなかったソ連邦時代の地下芸術家たちの実態を、みずからの心情とともに共感をもって謳いあげている。その迫真的な筆によって、本書は60年代-70年代に関する未曾有の書となった。
本文理解への道しるべとして訳者による人物・歴史背景などの注釈を随所に収めた。


目次


凡例
はじめに

I 60年代
1961年以前
60年代
  田舎者根性/隠蔽/対等の権利をもった言葉と図像/粗悪品

II 70年代
60年代分の分類  E・シュテインベルク/M・シュヴァルツマン
  〈モスクワ上空の空気〉/社会芸術の時代/作品の記述/『灰色の紙と白い紙の上に』/〈白い〉絵画

III 60年代芸術における人格主義の弁明
1 絶対零度からの出発
2 60年代の地下の芸術家たち
3 60年代の一般的な評価と70年代のパトス
4 60年代芸術における〈師弟関係〉
5 60年代の死の画家たち
6 ユロ・ソオスチェルの芸術
7 生活、暗く陽気な貧困、ロマンチシズム
8 恐怖、もしくは処刑の夢
9 歓喜と失墜

付録
1 エリック・ブラートフ――表面―光
2 オレーグ・ヴァシーリエフ――周囲との接触領域における記憶
3 オレーグ・ヴァシーリエフ――『秋の肖像』
4 イリヤ・カバコフ――アルバム
5 イリヤ・カバコフ――作家は自分の作品を二度見る

証言としての自伝=芸術   鴻英良


著訳者略歴

イリヤ・カバコフ
Ilya Kabakov

1933年、ソヴィエト連邦ウクライナ共和国ドニェプロペトロフスク生まれ。57年、モスクワ芸術大学卒。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
鴻英良
おおとり・ひでなが

1948年、静岡県生まれ。東京工業大学理工学部卒。演劇批評、ロシア芸術思想。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

関連リンク

この本の関連書


「イリヤ・カバコフ自伝」の画像:

イリヤ・カバコフ自伝

「イリヤ・カバコフ自伝」の書籍情報:

A5変型判 タテ200mm×ヨコ148mm/400頁
定価 5,940円(本体5,400円)
ISBN 978-4-622-07314-7 C0071
2007年10月23日発行

この本を購入する