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随時見学可

著者
大竹昭子



「まもなくしてY字路に出た。いま来た道と分かれて住宅街に入っていく道が先に延びていて、二股のあいだには切り分けたケーキのような形のマンションが建っていた。オリーブグリーンというちょっと変わった色で、〈入居者募集 随時見学可〉という看板が掛かっている。築30年はたっていそうなほど古いのに、外しそこなったのだろうか、それとも下ろす間もないくらい出入りが激しいのだろうか」
表題作のほか、「本棚の奥の放浪者」「ハウスシッター」「水のゆくえ」「タイ式マッサージ」「狐塚公園」「ミステリー・ファン」「キリ番ゲット」「木造モルタル」「ごみ入れや浴室マット」を収録。『図鑑少年』刊行から10年、待望の著者2作目の小説集である。
街やインテリアのたしかなディテールに支えられつつ、一人称単数を削ぎ落とした文体から、変容する都市風景と人間関係、溶けていく「わたし」の身体感覚、日常のなかの「エピファニー」があざやかに描き出された全10篇。



著訳者略歴

大竹昭子
おおたけ・あきこ

1950年、東京生まれ。文筆家。写真批評からルポルタージュ、エッセイ、小説まで幅広い執筆活動を展開。朗読にも力を入れており、2007年より都内各所で朗読イベント〈カタリココ〉を開催している。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

書評情報

池内紀(エッセイスト)
<サンデー毎日 2009年5月31日号>
鴻巣友季子(翻訳家)
<フィガロ・ジャポン2009年7月20日号 >
堀江敏幸<毎日新聞 2009年7月12日(日)>
春日武彦(精神科医)
<読売新聞 2009年12月27日(日)>

関連リンク

この本の関連書


「随時見学可」の画像:

随時見学可

「随時見学可」の書籍情報:

四六変型判 タテ178mm×ヨコ133mm/208頁
定価 2,376円(本体2,200円)
ISBN 978-4-622-07456-4 C0093
2009年4月17日発行

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