みすず書房

完本 ジャコメッティ手帖 II

判型 A5判 タテ210mm×ヨコ148mm
頁数 416頁
定価 8,800円 (本体:8,000円)
ISBN 978-4-622-07509-7
Cコード C1071
発行日 2010年6月10日
備考 品切重版未定
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完本 ジャコメッティ手帖 II

〈「われわれがどこへ行くのかもはやわからぬ。おい! ヤナイハラ」「ぼくにもわからない。ぼくを導いているのはあなただ」「いや、きみの鼻が私を導いている」〉
1955年、はじめてアトリエを訪問。以後56‐57年、59‐61年の間、総数230日にわたってモデルとしてポーズをとりつづけた哲学者がアルベルト・ジャコメッティとの対話を詳細に書きとめた6年間の記録(全2巻、本巻は59‐61年の記述を収録)。欧米ではつとに「Yanaihara’s (Giacometti) Diary」として知られ、公刊が望まれていた本書は、全身芸術家の素顔、目に見えるものを捉えることへの鬼気迫る執念、「いつも道を見失う男の感動すべき姿」(ジャン・ジュネ)を克明に伝える空前絶後の資料である。
パリ14区イポリット=マンドロン街46番地。信頼と友愛で結ばれたアルベルトとヤナイハラ、そしてアネットをめぐる極限の人間ドラマが展開する。解題・武田昭彦。図版多数収録。本巻に索引を付す。

目次

手帖1959年  
7月31日—9月2日[内輪の者になったヤナイハラ]
9月3日—22日[皇帝になったヤナイハラ——モニュメンタルな肖像画]

手帖1960年
8月5日—26日[彫刻と絵画]
8月27日—9月15日[よく見ることの手段としての絵画]
9月16日—24日[彫刻化する絵画]

手帖1961年
7月23日—8月2日[スタンパ訪問とアネットの告白]
8月8日—28日[絵画による彫刻の探究]
8月29日—9月15日[彫刻になったヴィジョン]

解題 武田昭彦
索引 

書評情報

横尾忠則(美術家)
朝日新聞2010年5月9日(日)
苅部直
文藝春秋2010年8月号

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