「みすず書房」ページ内リンク

  1. 「メインメニュー」へ移動
  2. 「みすず書房の本の検索メニュー」へ移動
  3. 「本文」へ移動
  4. 「サイト利用ガイド」へ移動



外来精神医学という方法

笠原嘉臨床論集

著者
笠原嘉

1970年代、大学病院に身をおいていた著者はあるひとつの新語を作っている。「外来分裂病(外来統合失調症)」という言葉である。それまで長い入院生活による治療が主であった統合失調症が軽症化し、精神科外来で治療可能な患者の増加に気づいた著者が生み出した言葉であった。
のちに大学を退官した著者は、街角に精神科外来クリニックを開く。本書は、クリニックからみた患者の姿とその治療から抽出された、「外来精神医学」という新たな医学のあり方を示すものである。統合失調症、うつ病、社会不安障害、さらには心身医学との協同をめぐって、診察室で育まれてきた臨床観がそこにはある。
「クリニックでは正確な診断は後からでいい。そのかわり治療は最初の瞬間から始めなければならない」
大病院でなくてもできる治療とはなんだろうか。そして、大病院ではできない治療とはなんだろうか。著者の臨床観の基礎をなす1970年代の重要論文、「クリニックで診るこのごろの軽症統合失調症」(2010)などの単行本未収の論文に加え、書き下ろしの最新論考を含む10篇を収録。


目次


まえがき

「外来精神医学」雑感(2006)
精神症状のみかた――一診療所のドクターのために――(1994)
神経症学からみた心身医学の位置づけ(1984)
対人恐怖症と社会不安障害――伝統的診断から社会不安障害を考える――(2006)
外来分裂病(仮称)について(1981)
二つの症例報告(1975)
精神分裂病者とのコンタクトについて――心理療法の経験から――(1962)
分裂病の了解学はどこまで進んだか(1983)
クリニックで診るこのごろの軽症統合失調症(2010)
精神医学における内因性概念について――クリニック外来での一考察――(2011)

解題


著訳者略歴

笠原嘉
かさはら・よみし

1928年神戸に生れる。京都大学医学部卒業。精神医学専攻。名古屋大学名誉教授、桜クリニック名誉院長。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

関連リンク

この本の関連書


「外来精神医学という方法」の画像:

外来精神医学という方法

「外来精神医学という方法」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/216頁
定価 3,888円(本体3,600円)
ISBN 978-4-622-07623-0 C3011
2011年6月21日発行

この本を購入する