みすず書房

アイ・ウェイウェイは語る

AI WEIWEI SPEAKS

判型 四六判
頁数 200頁
定価 2,750円 (本体:2,500円)
ISBN 978-4-622-07647-6
Cコード C0070
発行日 2011年11月1日
備考 現在品切
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アイ・ウェイウェイは語る

「もし芸術家たちが社会の良心を裏切ったら、人間であることの根本原則を裏切ったら、いったい芸術はどこに立っていられるんだい?」
アイ・ウェイウェイ(艾未未)——アーティスト、建築家、キュレーター、出版人、詩人、都市計画家——は、芸術の概念を拡張しつづける、世界でもっとも重要なクリエイター、文化人のひとりである。
ハンス・ウルリッヒ・オブリストが何年にもわたって実現した、この連続インタビューで語られるのは、陶芸、ブログ、自然、哲学などのテーマ、そして作品を養ってきた無数の影響にまでおよぶ、彼のアート人生の諸相である。さらに、父親と、父が追放された地で送った子供時代について、そして今日の中国政府への批判も、率直に語られている。
これらの驚くべき対話は、アイ・ウェイウェイの思想と仕事の並はずれた複雑さにたいする、比類なき洞察をもたらしてくれるだけではない。個人にとって、政治的、芸術的自由がいかに必要か、改めて気付かせてくれるための必読書となった。
同世代人たる坪内祐三が、感嘆を込めた共感のメッセージを、本書に寄せている。

目次

まえがき(ハンス・ウルリッヒ・オブリスト)

デジタル建築—アナログ建築
持続可能性——ポスト=オリンピック・インタビュー
アイ・ウェイウェイの多面性
レトロススペクティヴ
マッピング

Acknowledgements
訳者付記
『アイ・ウェイウェイは語る』に寄せて(坪内祐三)

書評情報

日本経済新聞
2011年10月30日(日)
椹木野衣(美術評論家)
京都新聞(ほか共同通信配信)2011年12月8日
美術手帖
2012年1月号

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