みすず書房

医師は最善を尽くしているか

医療現場の常識を変えた11のエピソード

BETTER

判型 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm
頁数 272頁
定価 3,520円 (本体:3,200円)
ISBN 978-4-622-07768-8
Cコード C0036
発行日 2013年7月19日
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医師は最善を尽くしているか

「人々は医師の仕事を孤独で知的な作業だと思っている。しかし本当のところ、医学を正しく行うことは、頭を使って難しい診断をつけるようなことではなく、スタッフ全員にくまなく両手を洗わせるようなことなのだ」

医師の仕事とは正確な診断をつけたり、手術の技術的な腕前を磨いたりすることだけではない。組織、金銭的コスト、医療システム、そしてスタッフや患者の家族など、さまざまな要素が混在するなかで医師は専門家としての結果を残さなくてはならない。本書に描かれるのは、そんな医療現場のやりくりの物語である。
院内感染を減らすべく医療従事者に手洗いを徹底させる人、戦場の病院で日常では見ることもない傷を負った兵士を救う人、難病患者を一日でも長く生きさせようと戦う人……。科学技術の進歩を待つだけでなく、与えられた現場で最善を尽くすことで医療を変えていく人々がそこにはいる。
『ニューヨーカー』誌のライターにして現役の外科医である著者が描くエピソードは、いかなる困難も乗り越えうる人間の豊かな発想力と可能性に満ちている。

目次


第1部 勤勉さ
手洗い
掃討作戦
戦傷者

第2部 正しく行う

医師が尽くす相手
医師の給料
死刑執行室の医師
戦い

第3部 工夫
スコア
ベルカーブ
パフォーマンス

あとがき——ポジティブな逸脱をするための提案
引用文献
謝辞
訳者あとがき

書評情報

中村桂子
毎日新聞2013年9月8日(日)
丸山 敬(埼玉医科大学)
日経サイエンス2013年11月号
瀬名秀明(小説家)
週刊朝日2013年11月22日号
滝沢洋子(大阪・耳原総合病院)
民医連医療2013年12月号

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