ミシンと日本の近代
消費者の創出
FABRICATING CONSUMERS
判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 434頁 |
定価 | 3,740円 (本体:3,400円) |
ISBN | 978-4-622-07770-1 |
Cコード | C0021 |
発行日 | 2013年7月23日 |
備考 | 現在品切 |
FABRICATING CONSUMERS
判型 | 四六判 |
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頁数 | 434頁 |
定価 | 3,740円 (本体:3,400円) |
ISBN | 978-4-622-07770-1 |
Cコード | C0021 |
発行日 | 2013年7月23日 |
備考 | 現在品切 |
日本の家庭に入った第一号ミシンは、ジョン万次郎の母親への土産物だった。そして1920年頃までには、アメリカのシンガーミシンが無敵の存在になる。独特の販売システムを確立し、割賦制度も浸透させた。
太平洋戦争は「もんぺ」をきっかけに、洋装への移行を一気に加速させた。そして戦後になると、「内職」にミシンを「踏む」女たちの意識は、1950-60年代以降の「中流意識」の膨張に連動していく。ミシンはこの多種多様な「近代」という経験を、すべて見ていた。
一つの「モノ」に即して、消費者の側から、経済・社会・文化を語る画期的な歴史。
日本語版への序文
はじめに
序論
第一部 日本におけるシンガー
1 明治期のミシン
2 アメリカ式販売法
3 近代的生活を販売し消費する
4 ヤンキー資本主義に抵抗する
第二部 近代性を縫う——戦時と平和時
5 銃後の兵器(ウォー・マシーン)
6 機械製の不死鳥
7 ドレスメーカーの国
結論
補遺 時間利用調査についての覚え書
訳者あとがき
原注
図表一覧
主要参照文献
索引