みすず書房

ミシンと日本の近代

消費者の創出

FABRICATING CONSUMERS

判型 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm
頁数 432頁
定価 3,740円 (本体:3,400円)
ISBN 978-4-622-07770-1
Cコード C0021
発行日 2013年7月23日
備考 現在品切
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ミシンと日本の近代

日本の家庭に入った第一号ミシンは、ジョン万次郎の母親への土産物だった。そして1920年頃までには、アメリカのシンガーミシンが無敵の存在になる。独特の販売システムを確立し、割賦制度も浸透させた。
太平洋戦争は「もんぺ」をきっかけに、洋装への移行を一気に加速させた。そして戦後になると、「内職」にミシンを「踏む」女たちの意識は、1950-60年代以降の「中流意識」の膨張に連動していく。ミシンはこの多種多様な「近代」という経験を、すべて見ていた。
一つの「モノ」に即して、消費者の側から、経済・社会・文化を語る画期的な歴史。

目次

日本語版への序文
はじめに

序論
第一部 日本におけるシンガー
1 明治期のミシン
2 アメリカ式販売法
3 近代的生活を販売し消費する
4 ヤンキー資本主義に抵抗する
第二部 近代性を縫う——戦時と平和時
5 銃後の兵器(ウォー・マシーン)
6 機械製の不死鳥
7 ドレスメーカーの国
結論

補遺 時間利用調査についての覚え書
訳者あとがき

原注
図表一覧
主要参照文献
索引

書評情報

渡辺 靖(慶應大学教授・文化人類学)
朝日新聞2013年8月18日(日)
平松洋子(エッセイスト)
読売新聞2013年9月1日(日)
岩本真一(大阪経済大学日本経済史研究所研究員)
週刊読書人2013年8月30日
柏木 博(デザイン評論家)
日本経済新聞2013年9月8日(日)
信濃毎日
2013年9月8日
出版ニュース
10月上旬号
平松洋子(エッセイスト)
東京人2013年11月号
小泉和子(昭和のくらし博物館館長)
しんぶん赤旗2013年9月15日(日)
加藤陽子
毎日新聞2013年10月27日(日)
平松洋子
月刊文春2014年1月号
大塚明子(文教大kが禹准教授)
京都新聞2013年9月8日

関連リンク