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共通文化にむけて

文化研究 I

CULTURE IS ORDINARY

AND OTHER ESSAYS


「『オリエンタリズム』以後のわたしの仕事は、レイモンドの仕事をほんとうに大きな支えにしてきました」(E・W・サイード)
「イギリスの知の世界はそのもっとも個性的で独創的な人物を失い、左翼陣営はそのもっとも傑出した社会主義知識人を失った」(スチュアート・ホール)

カルチュラル・スタディーズの祖と目される批評家にして、1950年代末から新自由主義台頭のサッチャー政権時代まで新たなオルタナティヴを提示しつづけたニューレフト運動の論客。テリー・イーグルトンいわく「戦後イギリスが生んだもっとも優れた文化思想家」の全貌を示す日本独自編集版(全2巻)。第I巻の本書は「文化とはふつうのもの」「共通文化の理念」「社会ダーウィニズム」「マルクス主義文化理論における土台と上部構造」「社会主義とエコロジー」「ウェールズとイングランド」「距離」「映画史」ほか、すべて本邦初訳の論考16篇とリチャード・ホガートとの対話1篇、初期から晩年にいたる文化論を集成。


目次


I 共通文化とコミュニティ
文化とはふつうのもの
このアクチュアルな成長
コミュニケーションとコミュニティ
共通文化の理念
コミュニティの意義

II 自然・社会・文化唯物論
自然の観念
社会ダーウィニズム
マルクス主義文化理論における土台と上部構造
社会主義とエコロジー

III ウェールズの文化と社会
意味を掘り起こす  炭鉱ストライキのキーワード
ウェールズの文化
ウェールズとイングランド
コミュニティ

IV メディアとリテラシー
距離
映画史
小説と筆者大衆
労働者階級の態度  リチャード・ホガートとの対話

編者解題
編者あとがき
索引


著訳者略歴

レイモンド・ウィリアムズ
Raymond Williams

作家、批評家。1921年、イングランドと境を接するウェールズの小村パンディに生まれる。1939年、奨学生としてケンブリッジ大学トリニティ・コレッジに入学。第二次世界大戦中の1941年、休学して陸軍に入隊。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
川端康雄
かわばた・やすお

1955年生まれ。日本女子大学文学部教授。イギリス文学、イギリス文化。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
大貫隆史
おおぬき・たかし

1974年生まれ。関西学院大学准教授。20世紀イギリスの文化と社会。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
河野真太郎
こうの・しんたろう

1974年生まれ。一橋大学准教授。20世紀イギリスの文化と社会。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
近藤康裕
こんどう・やすひろ

1980年生まれ。慶應義塾大学講師。イギリス文学・文化。共著『愛と戦いのイギリス文化史 1951-2010年』(慶應義塾大学出版会2011)、共訳 ジャット『失われた二〇世紀』(NTT出版2011)ほか。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
田中裕介
たなか・ゆうすけ

1972年生まれ。青山学院大学准教授。19世紀イギリス文学・文化。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

書評情報

高山智樹(北九州市立大学文学部教授)
<図書新聞 2014年3月8日号>
武田徹(評論家)
<朝日新聞 2016年5月29日>

関連リンク

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共通文化にむけて

「共通文化にむけて」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/360頁
定価 6,264円(本体5,800円)
ISBN 978-4-622-07814-2 C1010
2013年12月25日発行

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