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トレブリンカ叛乱

死の収容所で起こったこと1942-43

REVOLT IN TREBLINKA


ワルシャワの北東90キロほどに位置するトレブリンカ絶滅収容所では、1942年7月の開所から1943年10月に放棄されるまでに、70万人以上のユダヤ人が殺害された。1943年8月2日にユダヤ人特別労務班の叛乱が起こり、収容所内の建物の多くが放火され焼き払われたため、ナチスドイツは閉所を決定、この地は通常の森と農地のように偽装された。そのため、その実態と全貌は、現在もほぼわかっていない。
1942年10月、約7000名のユダヤ人とともにトレブリンカ収容所に移送され、到着後数時間で全員がガス室で殺害されるなか、たった一人特別労務班員としてかろうじて死を免れ、翌年8月の叛乱に加わり脱出、その後を生き延びた数少ない一人である著者は、それから約40年をへた1986年、本書を刊行した。
ガス室に送られた人たちの衣類や所持品の整理にはじまる一年近くにわたる日々の記録は、そこで行なわれた蛮行からシステムのからくり、仲間同士の助け合いまで、死の収容所の実態を生々しく伝える。当事者によるこの記録によって、今まで明らかにされていなかった多くを、われわれは学び知ることができるだろう。


目次



1 見知らぬ地へ
2 遺留品選別整理広場(ソーティング・ヤード)
3 死の収容所(トーデスラーガー)――上の収容所
4 コングレツキ
5 カッツァップ
6 グロドノ
7 牧師
8 シェドルツェ
9 チェンストホヴァにいた姉妹の逮捕
10 抱き合う姉と妹
11 貨車への積み込み
12 ワルシャワから来た少女
13 ルート・ドルフマン
14 クロネンベルク
15 脱走計画
16 金(ゴールド)を掘る
17 偽装隊
18 発疹チフス、襲来
19 巡察
20 鞭打ち刑
21 ギリシャ人たち
22 アルトゥル・ゴルト
23 簡易便所
24 ランゲル
25 ラコフスキ
26 動物園
27 「ザ・ラスト・サンデイ」
28 ワルシャワ・ゲットーからの移送者たち
29 警察官の帽子
30 メリング教授の死
31 医師ホロンジツキ
32 叛乱
33 逃亡
34 レンベルトゥフ
35 ワルシャワ蜂起、1944
36 降伏
37 降伏後

訳者あとがき


著訳者略歴

サムエル・ヴィレンベルク
Samuel Willenberg

1923年ポーランドのチェンストホヴァ生まれ。19歳の1942年10月20日トレブリンカ収容所に収容、特別労務班員として数々の労働に従事。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
近藤康子
こんどう・やすこ

1932年大阪市生まれ。東京外国語大学フランス語科、東京大学文学部美学芸術学科卒業。コルチャック研究家。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

書評情報

尾崎俊二(ポーランド現代史研究者)
<赤旗 2015年10月11日>
(書評者を編集)<婦人通信 2015年12月>

関連リンク

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「トレブリンカ叛乱」の画像:

トレブリンカ叛乱

「トレブリンカ叛乱」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/280頁
定価 4,104円(本体3,800円)
ISBN 978-4-622-07920-0 C0022
2015年7月24日発行

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