マンガで読む 資本とイデオロギー 電子書籍あり
判型 | B5変型 |
---|---|
頁数 | 176頁 |
定価 | 3,520円 (本体:3,200円) |
ISBN | 978-4-622-09703-7 |
Cコード | C0033 |
発行日 | 2024年5月16日 |
電子書籍配信開始日 | 2024年5月24日 |
判型 | B5変型 |
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頁数 | 176頁 |
定価 | 3,520円 (本体:3,200円) |
ISBN | 978-4-622-09703-7 |
Cコード | C0033 |
発行日 | 2024年5月16日 |
電子書籍配信開始日 | 2024年5月24日 |
「今日までのあらゆる社会の歴史は、さまざまなイデオロギーと正義を追求する、闘争の歴史である」
――トマ・ピケティ
不平等の原因はなんなのだろう?
なぜ不平等はなくならないのだろう?
ある貴族の家系を、フランス革命、帝国主義、ふたつの世界大戦、戦後の高度成長期、そして1980年代の保守革命から、格差が拡大する現代までたどり、その8世代の人々が直面した富と社会の変貌から、こうした格差の謎にせまる。
不平等の歴史的変化を理論的に分析してきた世界的権威の仕事を、わかりやすく理解できる入門書。
1901年 ジュール[年代と家系の登場人物]
累進税の揺籃期
20世紀初頭の不平等なヨーロッパ
税金――自由、平等、定率?
累進税、それは再分配のツール
1789年 ピエール & ジャン=バティスト
ロッド、強制賦役、バナリテ――頂点に立つ貴族
貴族、聖職者、第三身分――不平等な三層社会
1789年、特権の廃止
革命、または所有権社会の到来
移転税、貴族にとって不愉快な時期?
革命のパラドックス
1794年 ピエール、ジェルメーヌ、エリノール
奴隷制社会――不平等の極み
ハイチ――奴隷の暴動が公的債務を支払う結果に
奴隷制度の廃止――結局、勝ったのは奴隷制度支持者たち
イギリス、賠償金と引き換えの奴隷制度廃止
所有権および奴隷社会の正当化
1860年 ジェルメーヌ、エリノール、ジョゼフ、シャルロット
ヨーロッパが支配する世界
南北戦争から奴隷制廃止まで
植民地化とは
アメリカの金ぴか時代――第二次産業革命
1901年 ジュール & ルイーズ
1914年、四人の老婦人とカイヨー事件
累進税と第一次世界大戦
1920年 ジュール & アントワーヌ
高額資産が徐々に減少
ケインズ、または赤字から生まれる富
ニューディール政策、または人民戦線――社会民主主義の理念が隆盛
1945年 エルネスティーヌ & ゲラン家の人々
インフレ、負債にとっての思わぬ幸運
第二次世界大戦後の所有権社会の崩壊
栄光の30年で税収が増加
アファーマティブ・アクションの先駆者インド
企業のガバナンス、ドイツ・モデル
1968年 クリスティーヌ & ティエリー
ニクソンからサッチャーまでの「保守革命」
1981年、ミッテラン時代の始まり
崩れ落ちた共産主義体制
欧州連合、一時しのぎの妥協
2010年 レア
能力主義、大いなる幻想
不平等を失くすために重要な事前分配
教育的亀裂の逆転
失墜した社会民主主義
2014年 レア & ユーゴ
欧州連合、東欧諸国との亀裂
サブプライム――アメリカの経済危機からギリシャの悲劇まで
金利の犠牲者たち
「量的緩和」、救援に乗り出す欧州中央銀行
いつまでも残る経済面での男性優位
エレファントカーブ、非常に大きな格差
2016年 ユーゴと別れたレア
スイス・リークス、ルクセンブルク・リークス、パナマ文書……馬鹿にならない税の損失
税の透明性確保のためのツール
アイデンティティの分断という新しい社会の始まり
21世紀に参加型社会主義を実現するための提案
資本の社会所有
資本の一時所有
ひとつの社会連邦主義ヨーロッパへ
民主的な平等性バウチャー
個人累進炭素税
教育と職業訓練のための個人資本