
2025.04.25
『未完の建築 前川國男論・戦後編』刊行記念トーク
話し手・松隈洋(著者、建築史家、神奈川大学教授)
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 4月12日(土)-7月6日(日)
2025年4月3日
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で企画展「猪熊弦一郎博覧会」が、2025年4月12日(土)から7月6日(日)まで開催されます。
猪熊弦一郎(1902-1993)の画家としての作品世界にとどまらず、著名なアーティストとの交流や建築家との協働、デザインの仕事、そこから生み出された文化的所産に焦点を当てる展覧会です。
画家・猪熊は70年の長きにわたり生涯現役で、一貫して絵画における「美」を追求する一方、常に新しい表現に挑戦し続け画風が変化、戦前はパリ、戦後はニューヨーク、ハワイに拠点を置いて国際的に活動しました。
この展覧会では戦後の猪熊の画業について、絵画以外の活動に注目。1949年に猪熊が中心となって設立した「新制作派協会建築部」会員との協働、猪熊自身が手がけたデザインやパブリックアートの仕事、ニューヨーク滞在時に日米文化交流で果たした役割や世界的なアーティストとの交流、故郷の香川県に今の「アート県かがわ」につながる文化的な礎を築いたことなど、国内外に遺した足跡をたどります。
建築史監修・五十嵐太郎(東北大学院教授)。
関連プログラムとして、オープニング・トークが4月12日(土)14:00より開催されます(開場13:30)。五十嵐太郎(同展建築史監修)、吉野弘(建築家、美術空間研究)両氏のトークです。定員170名(申込不要、先着順)、聴講料無料。
また同日午前にオープニング・イベント「MIMOCA建築ツアー」が9:45より開催されます(受付開始9:30)。同展のために作られた「MIMOCA建築見どころマップ」とともに、制作者の五十嵐太郎(文)・宮沢洋(画)両氏と建築を巡ります。定員30名(申込不要、先着順)、参加料無料(同展観覧券必要)。
詳細・お問い合わせは、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館へ。
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館「猪熊弦一郎博覧会」 https://www.mimoca.org/ja/