みすず書房

保坂和志『試行錯誤に漂う』 刊行を記念して、2つのイベントを開催します

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2016.11.11

2012年4月にスタートし、2015年の12月に筆が擱かれた雑誌『みすず』の連載「試行錯誤に漂う」。あらためて4年間、と言ってみると長い時間に思えてきますが、毎月届けられる保坂さんの原稿の思考の勢いを追いかけるので精一杯だった担当編集者の実感としてはあっという間の4年間でした。嬉しさと同時に淋しさを味わいながら、本書の刊行を記念して、2つのイベントを開催します。

書き進めるペンの文字から肉声が聞こえてくるような『試行錯誤に漂う』の生原稿をはじめ、日々の思考の断片を書き溜めたノート、保坂家で暮らした猫たちの写真などを展示します。
保坂和志 試行錯誤の部屋
[場所] 本屋 Title 2階ギャラリー
(〒167-0034 東京都杉並区桃井1-5-2
JR/丸の内線 荻窪駅より徒歩15分)
[期間] 2016年11月12日(土)-22日(火)[終了]
11:00-21:00 水曜・第三火曜日休み
*イベント開催日(14日・18日)は18:00にて終了
http://www.title-books.com/event/1997
同時期に刊行された短篇集『地鳴き、小鳥みたいな』(講談社)の一篇一篇がそうであるように、小説でもエッセイでも批評でもありそのどれとも言えない文章で、小説の定義を押し広げてきた保坂和志。この小説家は、いま、書くこととどう向き合っているのか。長年保坂和志を読み込み影響を受けてきた若き文芸批評家・伊藤亮太が保坂和志に迫ります。
保坂和志×伊藤亮太 トークイベント
[場所] 青山ブックセンター本店 大教室(定員110名、要申込)
[日時] 2016年11月20日(日) 17:00-18:30(開場 16:30)[終了]
[料金] 1080円(税込)
http://www.aoyamabc.jp/event/tryanderror/

貴重な機会と思います、ご興味ある方は逃さずご参加ください。

(編集担当 小川純子)