完本 ジャコメッティ手帖 I

判型 | A5判 |
---|---|
頁数 | 384頁 |
定価 | 8,250円 (本体:7,500円) |
ISBN | 978-4-622-07508-0 |
Cコード | C1071 |
発行日 | 2010年3月10日 |
備考 | 品切重版未定 |

判型 | A5判 |
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頁数 | 384頁 |
定価 | 8,250円 (本体:7,500円) |
ISBN | 978-4-622-07508-0 |
Cコード | C1071 |
発行日 | 2010年3月10日 |
備考 | 品切重版未定 |
「彼ハ昂奮シテクル.Merde! Merde! トドナツテイタノガ,自制ヲ失ツテ本当ノ狂気ニナル.彼ハ自分ノtoileニ向ツテ,ツバヲハキ,地団太ヲ続ケザマニフム.アー,ト吼エル.2分位ソレガ続イタデアロウ.何トモ身の毛モヨダツ凄惨ナ姿ダ」
1955年、はじめてアトリエを訪問。以後56‐57年、59‐61年の間、総数230日にわたってモデルとしてポーズをとりつづけた哲学者がアルベルト・ジャコメッティとの対話を詳細に書きとめた6年間の記録(全2巻、本巻は1955‐57年の記述を収録)。欧米ではつとに「Yanaihara’s (Giacometti) Diary」として知られ、公刊が望まれていた本書は、全身芸術家の素顔、目に見えるものを捉えることへの鬼気迫る執念、「いつも道を見失う男の感動すべき姿」(ジャン・ジュネ)を克明に伝える空前絶後の資料である。
パリ14区イポリット=マンドロン街46番地。信頼と友愛で結ばれたアルベルトとヤナイハラ、そしてアネットをめぐる極限の人間ドラマが展開する。序文・酒井忠康、解題・武田昭彦。図版多数収録。
刊行によせて 酒井忠康
写真帖 1955—1957年
手帖 1955年
11月1日—30日[ジャコメッティへのインタビュー]
手帖 1956年
2月21日—7月12日[ジャコメッティとの親交、ブラックとミロへのインタビュー]
9月20日頃—10月28日[はじめてジャコメッティのモデルとなる]
10月29日—11月17日[ふたつのアヴァンチュール]
11月18日—12月16日[ヤナイハラ・クライシス、続けることの可能性]
手帖 1957年
8月5日—9月3日[ふたたびジャコメッティのモデルに。アヴァンチュールは続く]
9月4日—19日[さらなる現実、不可能な肖像画に向かって]
解題 武田昭彦
矢内原伊作 略年譜
アルベルト・ジャコメッティ 略年譜