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20世紀ユダヤ思想家 3

来るべきものの証人たち

TEMOINS DU FUTUR

Philosophie et messianisme


ユダヤ教と現代思想――20世紀、この両者の深淵で繰り広げられた知的格闘を、思想家ひとりひとりを光源として、詳細かつ重層的に描き出したシリーズの第3巻。

「アカデミックな痕跡ということでは、レオ・シュトラウスの思想ほど深い痕跡を残した思想はほとんどない。このことは、彼の思想によって枠組みを整えられた諸々の論争に関しても、また、それが培ってきた教義に対する忠実さに関してもそうである」
「ハンス・ヨナスは断固として、「本質の手探りでの探究」を実行した。思想に世界の謎を託し、存在論的不安によって熱狂を退け、人間の行いに用心の命令を課す以上の手続きは、与えられたものの尊厳という原理を教える」
「レヴィナスにおいては、ユダヤの伝統と哲学とが調和のうちに同居しえている。しかしながらこの調和は、聖書の読書をつねに哲学的生活の最初の経験とみなす方法という、より明確な現象に起因している」
レオ・シュトラウス、ハンス・ヨナス、エマニュエル・レヴィナスにおける、信仰と理性の融和と対立のダイナミズムを丹念にたどった精神史。
1巻では、ヘルマン・コーエン、フランツ・ローゼンツヴァイク、ヴァルター・ベンヤミン、2巻では、ゲルショム・ショーレム、マルティン・ブーバー、エルンスト・ブロッホが論じられる。


目次


第7章 レオ・シュトラウスの遺言
ペリシテ人の国から隔たって
スピノザ問題
ヘルマン・コーエンの涙のもとで
律法と理性――中世的啓蒙主義を求めて
マイモニデスの秘密
エルサレムとアテネ――二つの法典のあいだの一つの生
昼でも夜でもない時――迷えるレオ・シュトラウスの肖像

第8章 ハンス・ヨナス――思想の経験と世界に対する責任
亡命、忠誠と失望――ある人生の路程
グノーシスの鏡
有機体から自由へ――死すべきものであることの重荷と恵み
自由から責任へ――自然の傷つきやすさと人間のための苦悩
恐れの知恵と新たな命法
〈永遠者〉の力と限界――アウシュヴィッツ以後の神概念
希望と責任――〈契約〉の二つの形象?

第9章 エマニュエル・レヴィナスとともに――裁かれる歴史
労働と学習によって世界を建設すること
世界のように古く
〈全体性〉を越える〈無限〉の観念
ローマとエルサレム――政治とその後
存在に感染せざる神?
諸国民の時代のイスラエル
時間の持続そのもののなかで

訳者あとがき(合田正人)
全巻人名索引


著訳者略歴

ピエール・ブーレッツ
Pierre Bouretz

1958年生まれ。社会科学高等研究院教授。宗教的事象に関する学際的研究センター所長。専門はユダヤ・アラブ世界の中世哲学。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
合田正人
ごうだ・まさと

1957年生まれ。東京都立大学博士課程中退。西洋思想史、ユダヤ思想。明治大学文学部教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
渡名喜庸哲
となき・ようてつ

1980年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員。フランス哲学、社会思想史専攻。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
三浦直希
みうら・なおき

1970年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。フランス思想、文学専攻。上智大学ほか非常勤講師。共著『フランス現代作家と絵画』(水声社 2009)。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

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20世紀ユダヤ思想家 3

「20世紀ユダヤ思想家 3」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/392頁
定価 8,640円(本体8,000円)
ISBN 978-4-622-07748-0 C3010
2013年11月19日発行

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