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四つの小さなパン切れ

QUATRE PETITS BOUTS DE PAIN

Des tenebres a la joie


16歳のとき、マグダはアウシュヴィッツ=ビルケナウ絶滅収容所に収容された。母と妹は到着するなりガス室で殺され、別れのまなざしを交わすことさえできなかった。家族でただ一人、そしてハンガリーのユダヤ人の中でも数少ない生き残りとなった著者は、長い沈黙ののちに、言葉を紡ぎはじめる。そして中高生にみずからの経験を語り伝える活動を始め、さらに数十年の時を経て、本書が生まれた。
「わたしは偶然のほほえみに照らされた道を選んだ」。ここにあるのはナチスへの告発ではなく、恐怖と死の記憶を超えて、いかに人生を取り戻したかを静かに綴る、生についての記録だ。新たな世代のために勇気をもって語られた、貴重な証言。


目次


編集者による序文

〈時のみちすじ〉
まなざし
出発
ある一日
しらみ
パン

人間とパン
ドイツ牧羊犬(シェパード)
渇き
エドヴィージュ
わたしの毛布
どうして?
点呼
親切な看守
アウシュヴィッツのコンチェルト
生きる
一九四四年のクリスマス
待つ
最後の歩行
あなたに
パンの香り
本物の家
ほほえみ
死ぬこと
穴のあいたトランク

〈闇から喜びへ〉
わたしの人生の意味
最後のとき
ハンガリー
危機
直感
わたしの木
空の記憶
心の記憶
経験
はいといいえ
再生
顔のないユダヤ人
思いがけない和解
証言し、伝えること
出会い
神の顔
源泉
もろさの恩寵
喜び
あなた
希望の熱烈な支持者
わたしの井戸
時のなかで……
わたしの不安
わたしの家族


著者の生きた時代について

訳者あとがき


著訳者略歴

マグダ・オランデール=ラフォン
Magda Hollander-Lafon

1927年、ハンガリーに生まれる。児童心理学者。16歳のとき、アウシュヴィッツ=ビルケナウ絶滅収容所に、母と妹とともに収容される。家族のなかでただ一人生き延び、戦後はベルギーを経てフランスに居住する。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
高橋啓
たかはし・けい

1953年、北海道に生まれる。翻訳家。早稲田大学文学部卒。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

書評情報

平松洋子(エッセイスト)
<東京人 2013年8月号>
堀江敏幸<ミセス 2013年7月号>
赤坂真理(作家)
<朝日新聞 2013年7月21日(日)>
石田千(作家・エッセイスト)
<読売新聞 2013年6月23日(日)>
片岡義博<(共同通信配信) 2013年6月3日>
<十勝毎日新聞 2013年7月6日>
石田千(作家・エッセイスト)
<読売新聞「2013年の3冊」 2013年12月22日>

関連リンク

この本の関連書


「四つの小さなパン切れ」の画像:

四つの小さなパン切れ

「四つの小さなパン切れ」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/192頁
定価 3,024円(本体2,800円)
ISBN 978-4-622-07751-0 C0098
2013年5月9日発行

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