みすず書房

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『新版 クレーの日記』

W・ケルステン編/高橋文子訳

画家パウル・クレー(1879-1940)は文章を書くのも好きで、自己省察のために日記をつけました。
クレー死後の1956年、この日記は、息子のフェリックス・クレーの手により編集され、『クレーの日記』(南原実訳、新潮社、1961年)として刊行されました。その後、クレー研究の第一人者、W・ケルステンが成立過程を詳細に再検討して校訂・再編集し、改訂版として出版したのが『新版 クレーの日記』です。このたび、新しい日本語でクレーのことばがよみがえります。
生い立ち、影響関係、交友関係、思索、生活…… よく知られていることから、ささやかなことまで、クレーを知る喜びに満ちた本です。付・クレー年譜

『新版 クレーの日記』

[著]パウル・クレー/[編]W・ケルステン/[訳]高橋文子
ISBN978-4-622-07434-2 C1070
菊判上製カバー装 576ページ
2009年3月25日発行

「ピカソとクレーの生きた時代」展[終了しました]

パウル・クレー《リズミカルな森のラクダ》1920年 油彩など・ガーゼ、厚紙

「20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代」展が、東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムから兵庫県立美術館に会場を移して、4月10日(金)より開催されています。ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館が所蔵するヨーロッパ屈指の名品、なかでもピカソとクレーは両作家の代表作からなるコレクションを、同館の改修・休館の機をとらえて大公開。ピカソ、クレーを中心に23作家の名品で、20世紀前半というきわめて魅力的な美術の世界を展観します。




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