みすず書房

20世紀ユダヤ思想家 2

来るべきものの証人たち

TEMOINS DU FUTUR

判型 A5判 タテ210mm×ヨコ148mm
頁数 376頁
定価 7,480円 (本体:6,800円)
ISBN 978-4-622-07581-3
Cコード C1010
発行日 2011年7月 8日
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20世紀ユダヤ思想家 2

ユダヤ教と現代思想——20世紀、この両者の深淵で繰り広げられた知的格闘を、思想家ひとりひとりを光源として、詳細かつ重層的に描き出したシリーズの第2巻。

「ショーレムの作品の力は、壮大な構造を描くとともに、それらを細密画で満たし、垣間見られたことのない諸起源を暴くとともに、十分に感知されていない出口を捉え、さらには歴史に一つの論理を課すことなく弁証法を実践するすべを心得ている点に、起因している」
「ブーバーは、自分の同時代人たちのなかで、世界史およびユダヤ人世界を区切る三つの大きな時期を成人として、そして特権的な証人として体験したただ一人の者である」
「ブロッホの書いたものを読むと「たとえマルクス主義の庭で掠めとられてしまうにせよ、智慧の木から疑いなく生まれた」果実をいくつも発見する」

ショーレム、ブーバー、ブロッホにおける、信仰と理性の融和と対立のダイナミズムを丹念にたどった精神史。
1巻では、ヘルマン・コーエン、フランツ・ローゼンツヴァイク、ヴァルター・ベンヤミン。3巻では、レオ・シュトラウス、ハンス・ヨナス、エマニュエル・レヴィナスが論じられる。

目次

第4章 ゲルショム・ショーレム——認識と修復とのあいだの〈伝統〉
ベルリンからエルサレムへ
霧の壁を突破すること
ユダヤ的魂の隠れた住処
メシアニズムの弁証法 ユダヤの歴史の書き方
カバラーとその諸年代
〈創造〉の追放
猶予期間の生

第5章 マルティン・ブーバー——神の死の時代におけるヒューマニズム
ツェーレンドルフの義人
マルティン・ブーバーのユダヤ教 亡命の下に架かる橋
〈聖典〉を翻訳すること
自分がいる所——ハシディズムの道
出会いの〈汝〉あるいは対話における生
この時代遅れのシオニズム
神の栄光と宗教の精神

第6章 エルンスト・ブロッホ——期待の解釈学
ヴァルター・ベンヤミンの生き残りの兄弟?
マルクスとともに、マルクスに抗して 弁証法を人間的なものにすること
ヘーゲルによる世界との時期尚早の和解
カントとともに——構築不可能な問いの形式
音楽と超感性的世界の力
シェーンベルク、モーセ、そして表現しえぬものの輪郭
驚きと待機 いかなる目も見たことがない世界

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