
2019.05.24
科学者が軍事研究に手を染めるべきではない。序章より抜粋(2/2)
池内了『科学者は、なぜ軍事研究に手を染めてはいけないか』
科学者の責任として著者は本書を書き下ろした。 ストレートに執筆の意図を伝える序章(抄)を以下でお読みになれます。 1 2 序章 新しい科学者倫理の構築のために(…
2019.05.24
池内了『科学者は、なぜ軍事研究に手を染めてはいけないか』
科学者の責任として著者は本書を書き下ろした。 ストレートに執筆の意図を伝える序章(抄)を以下でお読みになれます。 1 2 序章 新しい科学者倫理の構築のために(…
2019.05.14
半澤孝麿『回想のケンブリッジ――政治思想史の方法とバーク、コールリッジ、カント、トクヴィル、ニューマン』
カバー画は、19世紀に出版された本の挿絵からとったもので、ケンブリッジ大学クレアー・カレッジのケム川沿いの風景を描いている(A. C. Pugin, Clare…
2019.04.24
奥山淳志 写真の町東川賞 特別作家賞 受賞 (写文集『庭とエスキース』の刊行によせて、著者からエッセイをご寄稿いただきました) 母と娘、小さなエスキースのサイン…
2019.04.22
――法の支配と民主主義は「自由」に何をもたらすか
まえがき 中村隆文 「自由」とはわれわれの社会において常に関心事である。もし、やりたくもない仕事に就かされてそれで一生を終えるとすればそれは奴隷人生のようなもの…
2019.04.16
フランクル『死と愛 [新版]――ロゴセラピー入門』 霜山徳爾訳
日本では『夜と霧』の翌年に刊行され、以来長年読まれてきたフランクルのもうひとつの主著『死と愛』。近年の『夜と霧』の話題の高まりを受けて、フランクルの本をあらたに…
2019.04.10
[第10回配本・全11巻]
全巻ご案内はこちら 『中井久夫集』には全巻、最相葉月による「解説」がつきます。 中井久夫と河合隼雄に焦点をあてた『セラピスト』(新潮社)でも知られるすぐれたノン…
2019.04.08
クリス・チェインバーズ『心理学の7つの大罪――真の科学であるために私たちがすべきこと』大塚紳一郎訳
心理学は「科学」なのか? それとも、錬金術や骨相学のような時代遅れの技術なのか? 改革の旗手が描く、心理学のあるべき未来。 序文(抄) クリス・チェインバーズ …
2019.03.26
パスカル・コサール『これからの微生物学――マイクロバイオータからCRISPRへ』矢倉英隆訳
(巻末「訳者あとがき」のほぼ全文を以下でお読みになれます) コサール『これからの微生物学』訳者あとがき 矢倉英隆 人類が目覚めてからほぼ2500年の歴史があると…
2019.03.26
ジョン・ラスキン『ヴェネツィアの石』井上義夫編訳
(巻末の「訳者解説」より以下にウェブ転載) 1851年3月に出版された『ヴェネツィアの石』第1巻には「基礎(ファウンデイション)」という副題がついている。ヴェネ…
2019.03.25
(著者からひとことをお寄せいただきました) 『いかにして日本の精神分析は始まったか―― 草創期の5人の男と患者たち』余話 西 見奈子 歴史を調べることは死者に出…
2019.03.11
三浦哲哉『食べたくなる本』
これはグルメ本ではありません。 さまざまな料理書を通じて、私たちの日々の「食べること」を考える本です。 たとえばこんな一節。 肉ならば肉を、パンではさみ、覆い隠…
2019.03.11
エヴァ・ホフマン『シュテットル――ポーランド・ユダヤ人の世界』小原雅俊訳
最初の頁から読者の想像力を掻き立て、一気に読み進めさせてくれる。ポーランドのユダヤ人の世界、その歴史と文化、ユダヤ人とポーランド人の関係の歴史…を魅力あふれる筆…
2019.02.26
伊藤佳之・大谷省吾・小林宏道・春原史寛・谷口英理・弘中智子
『超現実主義の1937年――福沢一郎『シュールレアリズム』を読みなおす』
共著者を代表して、伊藤佳之氏と弘中智子氏のお二人に「編集後記」をお願いしました。 『超現実主義の1937年―― 福沢一郎『シュールレアリズム』を読みなおす』 編…
2019.02.22
資本主義を歴史化し、物語を終わらせること。ドゥルーズ哲学と「歴史家」マルクスとの遭遇から垣間見るコミュニズムという近傍ゾーン。 本書「あとがき」のほぼ全文を、以…
2019.02.22
だれにとっても大切なのに、口にすることがはばかられる問題。 支援にかかわる人必携の、120のケースで学ぶ解説書です。 「はじめに」よりの抜粋をここでお読みになれ…
2019.02.12
ニコラ・ヴェルト『共食いの島――スターリンの知られざるグラーグ』根岸隆夫訳
舞台は西シベリア、北極海にそそぐオビ川の無人島だった。1933年にこのナジノ島で起きた大混乱に現地で対応し、苦戦を強いられた下っ端の官吏は、それをスターリンに直…
2019.02.12
『ショパンの詩学――ピアノ曲《バラード》という詩の誕生』
ショパンが生んだ《バラード》という音楽ジャンルの来歴を解明し、ショパン像を刷新する若手研究者の快挙。 「あとがきの周辺」を綴るエッセイを、著者からお寄せいただき…
2019.02.08
『海を撃つ――福島・広島・ベラルーシにて』 [2月8日刊]
原子力災害後の土地で暮らすとは。 忘却に押しやられようとするその地の人びとの生活と苦闘、 そこにある苦悩と焦燥を、多くの人は知らない。 いわき市在住の著者が出会…
2019.01.10
[第9回配本・全11巻]
全巻ご案内はこちら 『中井久夫集』には全巻、最相葉月による「解説」がつきます。 中井久夫と河合隼雄に焦点をあてた『セラピスト』(新潮社)でも知られるすぐれたノン…
2018.12.13
ヒュー・スモール『ナイチンゲール 神話と真実』[新版]田中京子訳 川島みどり解説
フローレンス・ナイチンゲールの名をイギリスのすみずみまで響きわたらせたのは、1854年から2年にわたったクリミア戦争のさなか、1855年11月にロンドンで開かれ…