
2018.12.04
「まえがき」をウェブ転載 ウェスタビー『鼓動が止まるとき』
スティーヴン・ウェスタビー『鼓動が止まるとき――1万2000回、心臓を救うことをあきらめなかった外科医』小田嶋由美子訳 勝間田敬弘監修
ウッディ・アレンは「脳は二番目に好きな臓器だ」と言った。私は心臓に同じ愛着を感じている。まず、見ていて楽しい。そして、私は、それを眺め、停止させ、治して、再始動…
2018.12.04
スティーヴン・ウェスタビー『鼓動が止まるとき――1万2000回、心臓を救うことをあきらめなかった外科医』小田嶋由美子訳 勝間田敬弘監修
ウッディ・アレンは「脳は二番目に好きな臓器だ」と言った。私は心臓に同じ愛着を感じている。まず、見ていて楽しい。そして、私は、それを眺め、停止させ、治して、再始動…
2018.11.29
初の概論、水野真木子・内藤稔『コミュニティ通訳』[新装版]好評重版
「2 医療通訳」「3 司法通訳」「4 行政通訳」各章の冒頭(事例の部分)をPDFでお読みになれます 登録外国人あるいは在留外国人の数の推移(上は1980-201…
2018.11.09
ジェシカ・ベンジャミン『他者の影』北村婦美訳
生まれもった性同一性は、永遠に私たちを「ジェンダーの戦争」に駆り出しつづけるのだろうか? フロイトの女性論とその批判を俯瞰した、精神分析からの応答。 本書巻末の…
2018.10.31
マッカスキル『〈効果的な利他主義〉宣言!――慈善活動への科学的アプローチ』千葉敏生訳
イギリス、オックスフォード大学を中心に、世界に広がりつつあるEA(Effective Altruism)という新しい社会貢献運動がある。日本語で〈効果的な利他主…
2018.10.26
寺西俊一・石田信隆・山下英俊編著
『農家が消える――自然資源経済論からの提言』
まもなく日米通商交渉が開始されます。いわゆるTAG(物品貿易協定)をめぐり、『農家が消える』の編著者のひとり石田信隆さんによるネット版「補遺」を送ります。(編集…
2018.10.24
「書かずにはいられない」 満員御礼!
坂口恭平『建設現場』刊行を記念して、10月20日の夕方からイベント「書かずにはいられない」が行われた。青山ブックセンター本店に着き、控え室で彼の顔を見たときはま…
2018.10.15
チャールズ・アフロン/ミレッラ・J・アフロン『メトロポリタン歌劇場――歴史と政治がつくるグランドオペラ』佐藤宏子訳
ニューヨークのメトロポリタン歌劇場で今シーズンに上演されたオペラの映像を映画館で上映する「METライブビューイング」。60ヵ国以上の国で上映されており、日本はこ…
2018.10.10
[第8回配本・全11巻]
全巻ご案内はこちら 『中井久夫集』には全巻、最相葉月による「解説」がつきます。 中井久夫と河合隼雄に焦点をあてた『セラピスト』(新潮社)でも知られるすぐれたノン…
2018.10.01
木庭顕 『新版 現代日本法へのカタバシス』
あるときナポリの古本屋で、16世紀の人文主義者が2001年の東京へ旅して故郷にいる親友の法学者に宛て書き送った書簡をまとめたという、小さな奇書を見つけた…… 長…
2018.09.25
エイドリアン・オーウェン『生存する意識――植物状態の患者と対話する』柴田裕之訳
エイドリアン・オーウェンのことを初めて知ったのは科学雑誌『ネイチャー』のニュース記事でだった。「意識がない」植物状態と診断された重篤な脳損傷患者と意思疎通するこ…
2018.09.25
梁鴻『中国はここにある――貧しき人々のむれ』鈴木将久・河村昌子・杉村安幾子訳
都市の繁栄と農村の荒廃。近代化の矛盾に苦しむ農村に、現代中国の姿を浮かび上がらせ、大きな感情のうねりを呼んだノンフィクション。人民文学賞ほか受賞。 巻末の「訳者…
2018.09.21
内田博文『法に触れた少年の未来のために』
子どもの権利は戦後、日本国憲法や国際人権法などにより大きく前進することになった。 しかし、今や時計の針を逆戻しさせる動きが世界的規模でみられる。アメリカで現出し…
2018.09.15
クリルスキー『免疫の科学論――偶然性と複雑性のゲーム』矢倉英隆訳
大野秀樹(社会医療法人財団大和会理事長・杏林大学名誉教授)によるすばらしい書評を、筆者ならびに初出の図書新聞(第3367号、2018年9月15日土曜日)の許諾を…
2018.09.10
辛島デイヴィッド
村上春樹と英米出版界のスペシャリストたちの冒険。Haruki Murakamiの世界へのブレイクスルーまでの道のりを、30余名へのインタビューをもとにたどる、異…
2018.08.21
E・ファン・デル・クナープ編『映画『夜と霧』とホロコースト――世界各国の受容物語』庭田よう子訳
一本の映画が戦後世界にもたらした影響と波紋を各国別に追う、ファン・デル・クナープ編『映画『夜と霧』とホロコースト』。 巻末に収めた「編集部付記」を以下に転載いた…
2018.08.20
C・G・ユング『心理療法の実践』 横山博監訳 大塚紳一郎訳
臨床家にとって特に重要な『ユング著作集 第16巻』は、本書の出版によってすべての収録論文の邦訳が完了しました。 「心の赴くままに、心理療法家ユングとの対話を楽し…