みすず書房

2017年7月1日発売
定価 330円(本体300円)

目次

ワシーリー・グロスマン小論 (後)
 全一的な世界の終わりとその後——『アヴェル』を読む
中村唯史
賛々語々 81
 炎天や
小沢信男
傍観者からの手紙 144
 「失敗の本質」
外岡秀俊
「国貧論」としてのグローバリゼーション
 ミラノヴィッチ『大不平等』を読んで
水野和夫
ガザに地下鉄が走る日 8
 パレスチナ人であるということ
岡真理
池内紀の〈いきもの〉図鑑 165
 North Korea
池内紀
ウイルスとともに生きる 2
 ウイルスの足跡を追う
山内一也
老年は海図のない海 19
 老年の愉しみ
大井玄
食べたくなる本 8
 マルフーガの揚げもの、アサリ二キロのスパゲッティ
三浦哲哉
図書館の可能性 26
 図書館と学校(3)
辻由美
「生き生きと幸せに」——チンドン・クレズマーの世界冒険 3
 異郷でいかに(神の)歌を歌うか
大熊ワタル
住まいの手帖 124
 『現代住宅 1933-40』
植田実
ヘテロトピア通信 78
 チリの闘い
上村忠男
表紙写真・「滲んだ景色」大島尚悟