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カーラン/アペル『善意で貧困はなくせるのか?』

貧乏人の行動経済学 清川幸美訳 澤田康幸解説

  • 世界の貧困問題を解決する行動経済学が登場!
  • イェール大学教授と現場のリサーチャーが
  • 最前線のフィールド研究から教えてくれる
  • 貧困削減のためのアイデアが満載。

巻末所収の澤田康幸先生の解説より。

5年前、かりに「開発経済学の一般向け入門書は?」と問われれば J・サックス『貧困の終焉』、W・イースタリー『エコノミスト 南の貧困と闘う』、P・コリアー『最底辺の10億人』の3冊を挙げただろうが、いまやこうしたマクロ的あるいは安楽椅子からの議論はとても陳腐に感じられる。これら旧3部作にとって変わったのが、地べたを這いつくばるような臨場感にあふれつつ「クール」な議論を次々と展開するバナジー&デュフロ『貧乏人の経済学』、モーダック他『最底辺のポートフォリオ』、そして本書『善意で貧困はなくせるのか?』の新3部作である。この変化は、開発経済学における先端学術研究の新潮流を反映したものであり、ある意味「必然」と思われる。

新・開発経済学3部作が本書で完結です。

著者のカーランさんが創設した非営利組織イノベーションズ・フォー・ポバティー・アクション(IPA)の紹介動画はこちら(youtube)。

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