
2014.08.25
立岩真也『自閉症連続体の時代』
病気になったとき、たいていの人は病院に行って、診察を受け、病名が確定して、治療を受ける。けれども病気との関わりとは、それだけではない。 自閉症・発達障害・アスペ…
2014.08.25
病気になったとき、たいていの人は病院に行って、診察を受け、病名が確定して、治療を受ける。けれども病気との関わりとは、それだけではない。 自閉症・発達障害・アスペ…
2014.08.25
[新版]
神谷美恵子(1914‐1979)生誕百年を記念して、このたび、詩と訳詩をまとめた『うつわの歌』[新版]を刊行しました。1989年刊行の旧版を新編集・増補したもの…
2014.08.25
ホッファー『波止場日記』田中淳訳 森達也解説 [2014年9月]
始まりとは始原(オリジン)。 新たな問いを発見するために、 いったん始原へ立ち帰って、 これから何度でも読み直したい現代の古典。 未来への知的冒険は、ふたたびこ…
2014.08.08
再検討から新たな提言へ。「教育改革」の行方を考える緊急書き下ろし。 「はじめに」より 鳥飼玖美子 本書を書こうと考えた動機は、相次ぐ英語教育改革である。私が大学…
2014.08.04
2014年夏の読書のご案内
野呂邦暢『夕暮の緑の光』『白桃』と、作品の背後にある世界 精神科医ヴィクトール・フランクルが、ナチス・ドイツの強制収容所に囚われたみずからの体験をつづり、極限状…
2014.07.24
丸山眞男手帖の会編[全3巻]
「ご紹介にあずかりました丸山でございます。只今お話がありましたように、実は私どものほうでもと申しますか、私どものほうがやや早く、数ヵ月間にわたる紛争が続いており…
2014.07.18
◇エピローグより 滅茶苦茶に手の小さい私が教授を通チャイコフスキーのピアノ協奏曲やラフマニノフ、スクリャービンが弾けるようになったのは、ひとえにメルジャーノフじ…
2014.07.10
山岡由美訳 山尾大解説
6月10日、スンナ派のイスラーム主義過激派集団「イラクとシャームのイスラーム国家」(ISIS)がイラク北部のモスルを掌握したというニュースは、本書の校了を間近に…
2014.07.09
科学技術が神話を生みだすとき
STAP細胞関連の騒動では、研究の進め方、研究者の人事、論文発表の作法などのデタラメさにも単純に驚かされたが、なんといっても「あの理研から、あんなに大きくぶちあ…
2014.06.26
湘煙・らいてう・漱石
「良妻賢母」は明治期につくられた新しい女性像でした。日本が急速に近代化した時期、女性のあるべき姿を「妻・母」と規定したのはなぜなのでしょうか。 明治の初めは、文…
2014.06.26
イデオロギーの守護者たち 平野克弥訳
著者ハルトゥーニアンは、日本の近世史・近代史の専門家だ。なぜ今回、アメリカ合衆国を真正面から取り上げたのだろう? これまでの著書のテーマはいずれも日本――『近代…
2014.06.25
萱野有美訳
「訳者あとがき」より イタリアの写真家と聞いて、すぐにある特定の写真家を連想される方は少ないのではないだろうか(2008年、2013年と東京都写真美術館で大々的…
2014.06.25
本書カバーを飾るのは「物質試行54 フィガロ計画」である。当初「DUBHOUSE」シリーズの第3作目に位置づけられ、ストレートに「SACROPHAGUS」と銘打…
2014.06.19
◇NHK「視点・論点」で若松英輔「詩人・谺雄二の生涯」 NHK(総合・Eテレ)のオピニオン番組「視点・論点」で、文芸評論家の若松英輔氏が2014年6月16日(月…
2014.06.12
池田信雄訳 [19日刊]
本書のキャッチに「笑いと涙と感動がないまぜになった空前絶後の書」と書いた。 まず、著者ベルンハルトが、自分の受けた文学賞のうち9つの賞をテーマに一冊のエッセー集…
2014.05.27
随筆コレクション 1 [全2巻]
野呂邦暢『兵士の報酬 随筆コレクション 1』の表題作は、作家デビュー前の1962年、25歳のときに日本読書新聞〈読者の論文〉に入選した文章である。自衛隊体験を「…
2014.05.26
神経科学者がヒヒと暮らした奇天烈な日々 大沢章子訳
とにかく笑える! でもじつは、生真面目な人の神経を逆なでしたり、はらはらさせたりするたくらみも随所に仕組まれている。5月刊行の、ロバート・サポルスキー『サルなり…
2014.05.26
辻由美訳
前作『ドライヴ』が素晴らしかったレフン監督の『神のみぞ許し給う』(邦題『オンリー・ゴッド』は、あんまりだ)をDVDで見ましたが……悪趣味がきわだっていて、見なが…
2014.05.26
〈ソウルのゴッドファーザー〉自伝 新井崇嗣訳
「訳者あとがき」より 新井崇嗣 音楽プロデューサー。すこぶる格好よく響く肩書きだ。プロデューサーを名乗る人はみんな、音楽の知識や才能が豊富で、自信に溢れ、現場を…
2014.05.12
自然と音とデザインと
ネット万能社会、もっとソウルフルにやりたいじゃないか。 近藤 コミュニケーションは意識同士でやっているように思うけど、じつは誰と会っても、無意識のレベルで感じ…