
2017.10.12
『ゲームライフ』 立ち読みPDF公開
マイケル・W・クルーン『ゲームライフ――ぼくは黎明期のゲームに大事なことを教わった』武藤陽生訳
「七歳でプレイしたことがぼくを変えた」 ゲームがくれたセンス・オブ・ワンダー、子どもとゲームの内なる関係を語る。新感覚のゲームライフ・メモワール。 『ゲームライ…
2017.10.12
マイケル・W・クルーン『ゲームライフ――ぼくは黎明期のゲームに大事なことを教わった』武藤陽生訳
「七歳でプレイしたことがぼくを変えた」 ゲームがくれたセンス・オブ・ワンダー、子どもとゲームの内なる関係を語る。新感覚のゲームライフ・メモワール。 『ゲームライ…
2017.10.12
『完訳 天球回転論――コペルニクス天文学集成』高橋憲一訳・解説
(巻頭の「まえがき」をここでお読みになれます) まえがき 高橋憲一 本書は『コペルニクス・天球回転論』(1992年)の拡大増補版である。旧版には、コペルニクスの…
2017.09.27
エレーナ・ムーヒナ『レーナの日記――レニングラード包囲戦を生きた少女』佐々木寛・吉原深和子訳
期待を胸に生きるのは楽しい。この数日間は期待することで生きている。 (『レーナの日記』1941年4月28日) 戦争が終わってふたたび平和が訪れ、何でも買えるよう…
2017.09.26
[第4回配本・全11巻]
全巻ご案内はこちら 『中井久夫集』には全巻、最相葉月による「解説」がつきます。 中井久夫と河合隼雄に焦点をあてた『セラピスト』(新潮社)でも知られるすぐれたノン…
2017.09.12
網野徹哉『インディオ社会史――アンデス植民地時代を生きた人々』
(本文第9章のあとに収められた第x章「謝辞と解題」より、第4節「インディオ社会史」の冒頭をここでお読みになれます) 第x章 謝辞と解題 網野徹哉 4 インディオ…
2017.09.08
アトゥール・ガワンデ『予期せぬ瞬間――医療の不完全さは乗り越えられるか』
HONZに書評 http://honz.jp/articles/-/44359 毎週月曜夜9時から放送中のドラマ「コード・ブルー」のシーズン3が素晴らしい。 毎…
2017.08.10
岡田温司『映画とキリスト』
あとがき 岡田温司 性懲りもなくまた映画についての本を書いてしまった。キリスト教と美術との関係に長らく関心をもってきたが、その間もずっと映画の存在が気にかかって…
2017.08.10
生島美紀子『天才作曲家 大澤壽人――駆けめぐるボストン・パリ・日本』
【演奏会】 11月26日(日) 兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホール 大澤壽人スペクタクル V イベント情報はこちら 9月3日(日) サントリーホール[…
2017.08.10
M・ミカーリ/P・レルナー編『トラウマの過去――産業革命から第一次世界大戦まで』金吉晴訳
(巻頭の「日本語版への序文」全文をここでお読みになれます) 日本語版への序文 このたび、金吉晴氏の多大な御努力によって『トラウマの過去』が日本語に翻訳されました…
2017.07.26
ハンナ・アーレント『全体主義の起原』全3巻[新版] 『エルサレムのアイヒマン』[新版] 新版刊行にあたって(2017年7月)
「悪」をみつめた20世紀の古典。小社のロングセラー、ハンナ・アーレント『全体主義の起原』(全3巻)・『エルサレムのアイヒマン』を、新版としてこの8月に刊行いたし…
2017.07.25
橋本明子『日本の長い戦後――敗戦の記憶・トラウマはどう語り継がれているか』山岡由美訳
私たちは「戦後」の意味を、それぞれ自分なりに解釈している。そこに「合意がない」のは、 まさしく敗戦に対する異なった意味づけが混在し、相容れず、それでいて、それぞ…
2017.07.25
中村禎里『日本のルィセンコ論争』[新版] 米本昌平解説
(新版にさいし、巻頭に、米本昌平・東京大学教養学部客員教授による解説が新たに付されました。以下に一部ご紹介いたします) 解説 「『日本のルィセンコ論争』を読む─…
2017.07.20
M・L・パワー/J・シュルキン『人はなぜ太りやすいのか――肥満の進化生物学』山本太郎訳
今、世界の多くの国で肥満が増えている。肥満は2型糖尿病、脂肪異常症、心疾患だけでなく、がんとの関連も示唆されており、現代における最も深刻な健康問題のひとつに数え…
2017.07.11
ジョナサン・イスラエル『精神の革命――急進的啓蒙と近代民主主義の知的起源』森村敏己訳
急進的啓蒙とは何か。著者の「序文」はこう書き出される。 近年、歴史家と哲学者によって、急進的啓蒙の主要な活動領域とその歴史全体の解明が急速に進んでいる。当初は地…
2017.07.11
[第3回配本・全11巻]
全巻ご案内はこちら 『中井久夫集』には全巻、最相葉月による「解説」がつきます。 中井久夫と河合隼雄に焦点をあてた『セラピスト』(新潮社)でも知られるすぐれたノン…
2017.06.27
ハンス・ファラダ『ピネベルク、明日はどうする!?』 赤坂桃子訳
今夏、全国で劇場公開となるヴァンサン・ペレーズ監督作《ヒトラーへの285枚の葉書》の原作である『ベルリンに一人死す』(小社刊)。その作者、ハンス・ファラダ(18…
2017.06.09
桜井英治『交換・権力・文化――ひとつの日本中世社会論』
松原隆一郎氏(社会学・経済学、東京大学教授)書評「「顔見えない経済」に肉迫した「室町」」が、毎日新聞書評面2017年7月23日(日)に掲載されました 詳しくはこ…
2017.05.29
『トレブリンカの地獄 ワシーリー・グロスマン前期作品集』 赤尾光春・中村唯史訳
グロスマンは赤軍記者として独ソ戦中の大半を前線で過ごした。とりわけスターリングラード攻防戦を戦う兵士たちの姿や声に肉薄して伝える彼の記事は、ソ連全土で愛読された…
2017.05.25
ウェンディ・ブラウン『いかにして民主主義は失われていくのか――新自由主義の見えざる攻撃』中井亜佐子訳
新自由主義が世界を動かすようになってすでに数十年。民営化、規制緩和、市場拡大をすすめ、その結果、格差の拡大と固定化が問題になっている。だが、それだけだろうか。 …
2017.05.10
林もも子『精神分析再考――アタッチメント理論とクライエント中心療法の経験から』
はじめに 林もも子 精神分析という言葉は、やっかいである。精神が分析などできるものか、とうさんくさく思う人。精神は分析できるものだったのかと好奇心や野心を持つ人…