
2018.02.28
聖書学者が映画から文化の深層を読み解く
アデル・ラインハルツ『ハリウッド映画と聖書』栗原詩子訳
神と人と宇宙のドラマが社会を映し出す。 聖書学者が映画200作品から文化の深層を読み解いた書。 以下、「訳者あとがき」より 本書の最大の特徴は、聖書の受容史の一…
2018.02.28
アデル・ラインハルツ『ハリウッド映画と聖書』栗原詩子訳
神と人と宇宙のドラマが社会を映し出す。 聖書学者が映画200作品から文化の深層を読み解いた書。 以下、「訳者あとがき」より 本書の最大の特徴は、聖書の受容史の一…
2018.02.21
『〈電気ショック〉の時代――ニューロモデュレーションの系譜』川島・青木・植野・諏訪・嶽北訳
(「訳者解題」より一部抜粋) ■本書の内容と著者について 本書は米国で2007年に出版されたエドワード・ショーターとデイヴィッド・ヒーリーの共著Shock Th…
2018.02.09
スピノザ『知性改善論/神、人間とそのさいわいについての短論文』佐藤一郎訳
(訳者・佐藤一郎による「あとがき」より一部を抜粋いたします。) 「百年の孤独」のガルシア・マルケスは処女作を書く前の二十代の一時期、カリブ海に面したコロンビアの…
2018.02.07
古関彰一・豊下楢彦『沖縄 憲法なき戦後――講和条約三条と日本の安全保障』[9日刊]
(本書「はしがき」より) 1965年9月7日、佐藤栄作政権は「沖縄の法的地位に関する政府統一見解」をまとめたが、その2項「日本国憲法の沖縄における適用」で、「沖…
2018.01.26
土田ヒロミ『フクシマ 2011-2017』
土田ヒロミは震災後120回、福島に通い続けた。写真集『フクシマ 2011-2017』は、放射能汚染地域の各所を《定点観測》で撮影、5万点のなかから190点を精選…
2018.01.25
ソーントン・ワイルダー『三月十五日 カエサルの最期』志内一興訳
人間存在そのものへの深い洞察。訳者からひとことをお寄せいただきました。 志内一興 「これが私のベスト」。ソーントン・ワイルダーはこの作品を、とりわけ誇りに感じて…
2018.01.17
廃炉の現場を捉えた唯一無二の記録写真集
今も数千人が働く福島第一原子力発電所の廃炉作業を、2014年から撮影し続けている写真家・西澤丞。氏の写真には、巨大な原子炉の周囲で懸命に働く人々の姿や、今も残る…
2018.01.10
[第5回配本・全11巻]
全巻ご案内はこちら 『中井久夫集』には全巻、最相葉月による「解説」がつきます。 中井久夫と河合隼雄に焦点をあてた『セラピスト』(新潮社)でも知られるすぐれたノン…
2017.12.26
明田川融『日米地位協定――その歴史と
半世紀あまり前、思想家の藤田省三氏は「普遍的な道理にしたがう精神」を論じるにあたって、一八七二(明治五)年のマリア・ルス号事件から書きおこした。同事件は、マカオ…
2017.12.11
ケイト・フォックス『イングリッシュネス――英国人のふるまいのルール』北條文緒・香川由紀子訳
スレンダーな体に金髪、大きな瞳。チャーミングな笑顔。一見、モデルかファッション関係者かと思ってしまうケイト・フォックスは、競馬場やパブをめぐるユニークな著作で知…
2017.12.11
ジェレミー・A・グリーン『ジェネリック――それは新薬と同じなのか』[15日刊]
アメリカで誕生し、いまや世界的に普及が進むジェネリック薬。医療費削減の切り札として注目されています。薬を処方されるときに、ジェネリック薬にしますか?と訊ねられた…
2017.11.28
『ヴァルター・ベンヤミン/グレーテル・アドルノ往復書簡 1930-1940』 ローニツ/ゲッデ編 伊藤白・鈴木直・三島憲一訳
もしあなたに、たとえ一週間でも会えるのであれば、私はそのためにどんなものでも手放すことでしょう。よくあることですが、あなたは私が半句話せば、たちまち私の言いたい…
2017.11.27
根本彰『情報リテラシーのための図書館――日本の教育制度と図書館の改革』[1日刊]
情報リテラシーを獲得して自由な学びを ――2020年大学入試改革の真の意味 根本彰 最近、「知的××のすすめ」のようなタイトルをもつ本がたくさん出ている。一説に…
2017.11.27
[1日刊]
『歴史家の羅針盤』からほぼ7年ぶり、小社からの読書エッセイ4冊目をようやく刊行できた。前著を継いで2014年までの文章を選収している。山内昌之氏については多くの…
2017.11.13
本書執筆中の野口良平さんは、北は函館から南は鹿児島に至るまで、幕末史の舞台となった土地を本当によくめぐり歩いた。最初は確か会津から仙台、水沢、花巻という東北ルー…
2017.11.09
アラン・デケイロス『サルは大西洋を渡った――奇跡的な航海が生んだ進化史』柴田裕之・林美佐子訳
動植物があちらの陸塊からこちらの陸塊へと奇跡の航海を遂げた、躍動感とサプライズに満ちた自然史。 訳者の柴田裕之さんによるあとがきをお読みになれます(Webページ…
2017.11.08
北山修 編著『「内なる外国人」――A病院症例記録』
北山の人間理解の基底にあるヴィジョン「心の二重構造」「言葉の多義性」の原点にある二症例である。 初めての精神分析を母国語と外国語のはざまでおこなったこの稀有な経…
2017.10.29
小林英樹『先駆者ゴッホ――印象派を超えて現代へ』[11月1日刊]
「ゴッホ展」東京都美術館で開催中 ゴッホはけっして独学の特異なアウトサイダーなのではなく、レオナルドやフェルメールにも匹敵する、西洋絵画史の正統的な画家である—…
2017.10.27
配信開始10月27日正午より
電子書籍もございます 600万人を超える読者に読みつがれてきた世界的ロングセラー『夜と霧』。 私とは、私たちの住む社会とは、歴史とは、そして人間とは。 アウシュ…
2017.10.12
アレクセイ・ユルチャク『最後のソ連世代――ブレジネフからペレストロイカまで』半谷史郎訳
カバー写真の真ん中にある黒い円は「ロッ骨レコード」。レントゲンのフィルムでつくった手製のレコードです。 〈これは本物のレントゲン写真で、真ん中に小さな穴をあけ、…