
2013.10.10
ジェームズ・C・スコット『ゾミア』
脱国家の世界史 佐藤仁監訳 池田一人・今村真央・久保忠行・田崎郁子・内藤大輔・中井仙丈訳
「はじめに」より ジェームズ・C・スコット (佐藤仁監訳・今村真央訳) 「ゾミア」とは、ベトナムの中央高原からインドの北東部にかけて広がり、東南アジア大陸部の5…
2013.10.10
脱国家の世界史 佐藤仁監訳 池田一人・今村真央・久保忠行・田崎郁子・内藤大輔・中井仙丈訳
「はじめに」より ジェームズ・C・スコット (佐藤仁監訳・今村真央訳) 「ゾミア」とは、ベトナムの中央高原からインドの北東部にかけて広がり、東南アジア大陸部の5…
2013.10.10
髙田茂樹訳
シェイクスピアほど書き手によって異なる顔を見せる作家もいないだろう。提出したテーマによりそって相応の答えをいつも用意してくれているようだ。 『時の娘』という有名…
2013.09.26
ユダヤ論集[全2巻] コーン/フェルドマン編 山田正行・大島かおり・矢野久美子・齋藤純一・佐藤紀子・金慧訳
今年は『イェルサレムのアイヒマン』原書刊行から50年目にあたる。 ということに気づいたのは、本書の再校が出揃って校正刷りと格闘しはじめていた6月初め、マルガレー…
2013.09.26
科学と社会における信頼の獲得 藤垣裕子訳
社会の数値化をめぐる政治と文化を、科学史家が徹底追求。ひるがえって自然科学における数値化の意味を照射する。 巻末に、科学技術社会論をリードする訳者の明快な「解題…
2013.09.12
十年前の2003年9月26日、行動する偉大な知識人エドワード・W・サイードは帰らぬひととなった。パレスチナのために「虐げられた民が達成するかもしれない歴史的な勝…
2013.09.12
デジタル時代のアート、デザイン、映画 堀潤之訳
堀潤之(「訳者あとがき」より) 本書の著者レフ・マノヴィッチは、ニューメディアの理論家・批評家・アーティストであり、1996年から2012年までカリフォルニア大…
2013.09.12
古生物学史挿話 菅谷暁・風間敏訳
古来、人々は化石をどのようなものと捉えてきたか。原著1972年の初版以来、読み継がれてきた古生物学史・地質学史の名著。 「本書ほど、広い視野と鋭い分析と魅力的な…
2013.08.27
2013年夏の読書のご案内
マグダ・オランデール=ラフォン『四つの小さなパン切れ』と、語り伝えるということ 精神科医ヴィクトール・フランクルが、ナチス・ドイツの強制収容所に囚われたみずから…
2013.08.26
外口玉子解説 《始まりの本》
本書『ケアへのまなざし』は、旧『神谷美恵子著作集』から、医療の現場で格闘しつづけた神谷さんの姿がうかがえるエッセイ、論文を新編集したものである。あわせて単行本未…
2013.08.26
八重山歴史文化誌
八重山の歴史の波立ちと島びとたちの呟きが伝わってくるような本 ――仲里 効 15年以上前、初めて八重山を訪れ、石垣市立八重山博物館に張り出されている年表を見たと…
2013.08.26
細澤仁・安立奈歩・大塚紳一郎訳
精神分析の開祖フロイトにもっとも愛された弟子と言われていたオットー・ランクの立場は、1924年に本書を発表したことによって一変した。「逸脱者」としてその名を記憶…
2013.08.12
〈大人の本棚〉
[個展とイベント開催(10月)] 著者の画家・渡辺隆次さんは、来年で75歳。当世、お年寄りとも言えない年齢である。ご本人は寄る年波などとおっしゃるが、八ヶ岳山麓…
2013.08.12
[19日刊] 「関係の絶対性」「大衆の原像」から「自己表出」「共同幻想」「心的現象」を経て母型論、ハイ・イメージ論へ。吉本隆明とは何者だったのか。自在にジャンル…
2013.08.12
5月刊行の『「昭和」を送る』から2ヶ月半、また中井久夫先生のエッセイ集をお届けできることになった。タイトルからわかるように、『「昭和」を送る』が著者の一連のエッ…
2013.07.25
消費者の創出 大島かおり訳
1950年代、日本の都市部に住む既婚女性は、毎日2時間から3時間も縫いものをしていたという。著者はあるとき、この数字に出会ってびっくりし、それがきっかけになって…
2013.07.25
逃げる虫、だます虫、戦う虫 中里京子訳
地球上でもっとも精巧な生物・昆虫と捕食者の、めくるめく生存戦略。 アメリカを代表する昆虫学者が解き明かす。 「訳者あとがき」より 中里京子 本書を手にとられた方…
2013.07.25
〈オーストリアの終焉〉前後のウィーン展望 上村忠男訳 田中純解説
主体の死後におとずれる生。 アガンベンと並び、ベンヤミンの正統な後継者とも言うべき、現代イタリアおよびヨーロッパを代表する思想家マッシモ・カッチャーリの主著。 …
2013.07.25
医療現場の常識を変えた11のエピソード 原井宏明訳
手洗いの徹底で院内感染はゼロにできるか? なぜイラク戦争では負傷兵の死亡率が激減したのか? 新生児の死亡率を30分の1から500分の1まで下げたある工夫とは? …
2013.07.11
[毎日芸術賞受賞] 最新詩集『奇跡―ミラクル―』が、2013年7月5日に刊行されました。 世界を封じ込めた書物ではなく、世界に向かって開かれた詩集 ちくま文庫に…
2013.07.11
日系アメリカ人強制収容の記憶 ラッセル秀子訳
巻末「訳者あとがき」より ラッセル秀子 ドイツ系アメリカ人である著者が、なぜ日系人収容というテーマを選んだのか、その背景についてEメールで問い合わせてみた。 ナ…